黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳列王記上第4章

◆ソロモンの統治とその繁栄

4章1節 ソロモン王は全イスラエルの王となった。

4章2節 その高官たちは次のとおりである。ツァドクの子アザルヤ、祭司。

4章3節 シシャの二人の子エリホレフとアヒヤ、書記官。アヒルドの子ヨシャファト、補佐官。

4章4節 ヨヤダの子ベナヤ、軍の司令官。ツァドクとアビアタル、祭司。

4章5節 ナタンの子アザルヤ、知事の監督。ナタンの子ザブド、王の友で、祭司。

4章6節 アヒシャル、宮廷長。アブダの子アドニラム、労役の監督。

4章7節 ソロモンはイスラエル全国に十二人の知事を置いた。彼らは、王と王室の食糧を調達した。すなわち、知事は各自毎年一か月分の食糧を調達することになっていた。

4章8節 その知事の名は次のとおりである。ベン・フル――エフライム山地。

4章9節 ベン・デケル――マカツ、シャアルビム、ベト・シェメシュ、エロン・ベト・ハナン。

4章10節 ベン・ヘセド――アルボト、ソコとヘフェル地方全域も彼の担当。

4章11節 ベン・アビナダブ――ドルの高地全域。ソロモンの娘タファトがその妻となった。

4章12節 アヒルドの子バアナ――タナク、メギド、イズレエルの下方すなわちベト・シェアンからアベル・メホラまで、ヨクメアムの向こう側に至るまでの、ツァレタンのそばのベト・シェアンの全域。

4章13節 ベン・ゲベル――ラモト・ギレアド、ギレアド地方のマナセの子ヤイルの村落が彼の担当。バシャン地方のアルゴブの地域も彼の担当。そこには城壁と青銅のかんぬきを備えた大きな町が六十あった。

4章14節 イドの子アヒナダブ――マハナイム地方。

4章15節 アヒマアツ――ナフタリ地方。彼もソロモンの娘バセマトを妻としていた。

4章16節 フシャイの子バアナ――アシェル地方とベアロト。

4章17節 パルアの子ヨシャファト――イサカル地方。

4章18節 エラの子シムイ――ベニヤミン地方。

4章19節 ウリの子ゲベル――アモリ人の王シホンとバシャンの王オグの領土であったギレアド地方。この地にもう一人の知事がいた。

4章20節 ユダとイスラエルの人々は海辺の砂のように数が多かった。彼らは飲み食いして楽しんでいた。


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