黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳ネヘミア記第7章

◆城壁の完成と警備

7章1節 城壁が築かれたので、わたしは扉を取り付けさせた。そして、門衛と詠唱者とレビ人を任務に就けた。

7章2節 わたしは、兄弟のハナニと要塞の長ハナンヤにエルサレムの行政を託した。このハナンヤは誠実で、だれよりも神を畏れる人物だった。

7章3節 わたしは彼らに言った。「日射しの暑くなる時まで、エルサレムの門を開いてはならない。また彼らが任務に就いている間に扉を固く閉ざしなさい。エルサレムの住民に守備態勢を取らせ、各自が自分の持ち場と、各自が自分の家の前を守るようにせよ。」

◆帰還した捕囚の民

7章4節 町は二方向に大きく広がっていたが、その中に住む民は少数で、家屋は建てられてはいなかった。

7章5節 わたしは心に神の指示を受けて、貴族と役人と民を集め、家系に従って登録させようとしたところ、最初に帰還した人々の名簿を発見した。そこには次のように記録されているのを発見した。

7章6節 捕らえ移された先から上って来たこの州の人々は、次のとおりである。彼らは、バビロンの王ネブカドネツァルによって連行されたが、それぞれエルサレムとユダにある自分の町に帰ったものである。

7章7節 彼らはゼルバベル、イエシュア、ネヘムヤ、アザルヤ、ラアムヤ、ナハマニ、モルドカイ、ビルシャン、ミスペレト、ビグワイ、ネフム、バアナと共に帰って来た。イスラエルの民の男子の数。

7章8節 パルオシュの一族二千百七十二人、

7章9節 シェファトヤの一族三百七十二人、

7章10節 アラの一族六百五十二人、

7章11節 パハト・モアブの一族、すなわちイエシュアとヨアブの一族二千八百十八人、

7章12節 エラムの一族千二百五十四人、

7章13節 ザトの一族八百四十五人、

7章14節 ザカイの一族七百六十人、

7章15節 ビヌイの一族六百四十八人、

7章16節 ベバイの一族六百二十八人、

7章17節 アズガドの一族二千三百二十二人、

7章18節 アドニカムの一族六百六十七人、

7章19節 ビグワイの一族二千六十七人、

7章20節 アディンの一族六百五十五人、

7章21節 アテルの一族、すなわちヒズキヤの一族九十八人、

7章22節 ハシュムの一族三百二十八人、

7章23節 ベツァイの一族三百二十四人、

7章24節 ハリフの一族百十二人、

7章25節 ギブオンの一族九十五人、

7章26節 ベツレヘムとネトファの男子百八十八人、

7章27節 アナトトの男子百二十八人、

7章28節 ベト・アズマベトの男子四十二人、

7章29節 キルヤト・エアリムと、ケフィラとベエロトの男子七百四十三人、

7章30節 ラマとゲバの男子六百二十一人、

7章31節 ミクマスの男子百二十二人、

7章32節 ベテルとアイの男子百二十三人、

7章33節 別のネボの男子五十二人、

7章34節 別のエラムの一族千二百五十四人、

7章35節 ハリムの一族三百二十人、

7章36節 エリコの一族三百四十五人、

7章37節 ロド、ハディド、オノの一族七百二十一人、

7章38節 セナアの一族三千九百三十人。

7章39節 祭司。エダヤの一族、すなわちイエシュアの一族九百七十三人、

7章40節 イメルの一族千五十二人、

7章41節 パシュフルの一族千二百四十七人、

7章42節 ハリムの一族千十七人。

7章43節 レビ人。イエシュアとカドミエル、ビヌイ、ホダウヤの一族七十四人。

7章44節 詠唱者。アサフの一族百四十八人。

7章45節 門衛。シャルムの一族、アテルの一族、タルモンの一族、アクブの一族、ハティタの一族、ショバイの一族、百三十八人。

7章46節 神殿の使用人。ツィハの一族、ハスファの一族、タバオトの一族、

7章47節 ケロスの一族、シアの一族、パドンの一族、

7章48節 レバナの一族、ハガバの一族、シャルマイの一族、

7章49節 ハナンの一族、ギデルの一族、ガハルの一族、

7章50節 レアヤの一族、レツィンの一族、ネコダの一族、

7章51節 ガザムの一族、ウザの一族、パセアの一族、

7章52節 ベサイの一族、メウニムの一族、ネフィシェシムの一族、

7章53節 バクブクの一族、ハクファの一族、ハルフルの一族、

7章54節 バツリトの一族、メヒダの一族、ハルシャの一族、

7章55節 バルコスの一族、シセラの一族、テマの一族、

7章56節 ネツィアの一族、ハティファの一族。

7章57節 ソロモンの使用人の一族。ソタイの一族、ソフェレトの一族、ペリダの一族、

7章58節 ヤアラの一族、ダルコンの一族、ギデルの一族、

7章59節 シェファトヤの一族、ハティルの一族、ポケレト・ハツェバイムの一族、アモンの一族。

7章60節 神殿の使用人およびソロモンの使用人の一族、合計三百九十二人。

7章61節 テル・メラ、テル・ハルシャ、ケルブ、アドン、イメルから上って来たが、自分の家族と血筋がイスラエルに属するかどうか示せなかった者は次のとおりである。

7章62節 デラヤの一族、トビヤの一族、ネコダの一族、六百四十二人。

7章63節 また祭司のうちに、ホバヤの一族、ハコツの一族、ギレアド人バルジライの娘の一人をめとったので、その名が由来するバルジライの一族は、

7章64節 自分たちの家系の記録を捜したが発見できず、祭司職に就くことを禁じられた。

7章65節 総督は、ウリムとトンミムをつけた祭司が立つまで、彼らが聖なる食べ物にあずかることを禁じた。

7章66節 会衆の総数は、四万二千三百六十人であった。

7章67節 ほかに男女の使用人が七千三百三十七人いた。また、男女の詠唱者が二百四十五人いた。

7章68節 らくだは四百三十五頭、ろばは六千七百二十頭であった。

7章69節 家長の何人かは、工事のために寄付をした。総督は、会計に金一千ドラクメ、供え物用の器五十個、祭司の衣服五百三十着を差し出した。

7章70節 家長の幾人かは、工事の会計に金二万ドラクメ、銀二千二百マネを差し出した。

7章71節 残りの民が差し出したのは、金二万ドラクメ、銀二千マネ、祭司の衣服六十七着であった。

7章72節 祭司、レビ人、門衛、詠唱者、民の一部、神殿の使用人、すなわちイスラエル人は皆それぞれ自分たちの町に住んだ。

◆モーセの律法の朗読

7章72節 第七の月になり、イスラエルの人々は自分たちの町にいたが、


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