黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳箴言第25章

◆ソロモンの箴言

25章1節 これらもまた、ソロモンの箴言である。ユダの王ヒゼキヤのもとにある人々が筆写した。

25章2節 ことを隠すのは神の誉れ/ことを極めるのは王の誉れ。

25章3節 天の高さと地の深さ、そして王の心の極め難さ。

25章4節 銀から不純物を除け。そうすれば細工人は器を作ることができる。

25章5節 王の前から逆らう者を除け。そうすれば王位は正しく継承される。

25章6節 王の前でうぬぼれるな。身分の高い人々の場に立とうとするな。

25章7節 高貴な人の前で下座に落とされるよりも/上座に着くようにと言われる方がよい。何ごとかを目にしても

25章8節 性急に争いの場に引き出そうとするな。そのため友人に嘲られることになったら/将来どうするつもりか。

25章9節 自分のことについて友人と言い争うのはよいが/他人の秘密を漏らしてはならない。

25章10節 それを聞いた人があなたを恥に落とし/あなたの悪評は去らないであろう。

25章11節 時宜にかなって語られる言葉は/銀細工に付けられた金のりんご。

25章12節 聞き分ける耳に与えられる賢い懲らしめは/金の輪、純金の飾り。

25章13節 忠実な使者は遣わす人にとって/刈り入れの日の冷たい雪。主人の魂を生き返らせる。

25章14節 雨雲が垂れこめ風が吹くのに雨が降らない。与えもしない贈り物について吹聴する人。

25章15節 忍耐強く対すれば隊長も誘いに応じる。穏やかに語る舌は骨をも砕く。

25章16節 蜂蜜を見つけたら欲しいだけ食べるがよい。しかし食べ過ぎて吐き出すことにならぬように。

25章17節 友人の家に足を運ぶのはまれにせよ/飽きられ、嫌われることのないように。

25章18節 こん棒、剣、鋭い矢/友人に対して偽証を立てる者。

25章19節 悪い歯、よろめく足/苦難の襲うとき、欺く者を頼りにすること。

25章20節 寒い日に衣を脱がせる者/ソーダの上に酢を注ぐ者/苦しむ心に向かって歌をうたう者。

25章21節 あなたを憎む者が飢えているならパンを与えよ。渇いているなら水を飲ませよ。

25章22節 こうしてあなたは炭火を彼の頭に積む。そして主があなたに報いられる。

25章23節 北風は雨をもたらし/陰口をたたく舌は憤りの表情をもたらす。

25章24節 いさかいの好きな妻と一緒に家にいるよりは/屋根の片隅に座っている方がよい。

25章25節 渇いた喉に冷い水、遠い地からの良い便り。

25章26節 泉が踏み汚され、水源が荒らされる。神に従う人が神に逆らう者の前によろめく。

25章27節 蜂蜜を食べ過ぎればうまさは失われる。名誉を追い求めれば名誉は失われる。

25章28節 侵略されて城壁の滅びた町。自分の霊を制しえない人。


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