黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳出エジプト記第37章

◆掟の箱

37章1節 ベツァルエルはアカシヤ材で箱を作った。寸法は縦二・五アンマ、横一・五アンマ、高さ一・五アンマ。

37章2節 純金で内側も外側も覆い、周囲に金の飾り縁を作った。

37章3節 次に、四つの金環を鋳造し、箱の四隅の脚に、すなわち、箱の両側に二つずつ付けた。

37章4節 箱を担ぐために、アカシヤ材で棒を作り、それを金で覆い、

37章5節 箱の両側に付けた環に通した。

◆贖いの座

37章6節 次に、贖いの座を純金で作り、寸法は縦二・五アンマ、横一・五アンマとした。

37章7節 打ち出し作りで、一対の金のケルビムを作り、贖いの座の両端、

37章8節 すなわち一つを一方の端に、もう一つを他の端に付けた。一対のケルビムを贖いの座の一部としてその両端に作った。

37章9節 一対のケルビムは向かい合い、顔を贖いの座に向け、翼を広げてこれを覆った。

◆机

37章10節 次に、アカシヤ材で机を作り、寸法は縦二アンマ、横一アンマ、高さ一・五アンマとした。

37章11節 それを純金で覆い、金の飾り縁を作った。

37章12節 また、一トファの幅の枠で四本の脚を補強し、枠にも金の飾り縁を作った。

37章13節 四つの金環を鋳造し、それぞれの脚の外側に付けた。

37章14節 すなわち枠の高さに付け、机を担ぐ棒を通す環とした。

37章15節 アカシヤ材で棒を作って金で覆い、机を担ぐ棒とした。

37章16節 また、机で用いる祭具を作り、ぶどう酒の献げ物をささげるのに用いる皿、柄杓、水差し、小瓶を純金で作った。

◆燭台

37章17節 彼は純金で燭台を作った。燭台は、打ち出し作りとし、台座と支柱、萼と節と花弁が一体であった。

37章18節 六本の支柱が左右に出るように作り、一方に三本、他方に三本付けた。

37章19節 一本の支柱にはアーモンドの形をした萼と節と花弁を付け、もう一本の支柱にも三つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付けた。燭台から分かれ出ている六本の支柱を同じように作った。

37章20節 燭台の主柱には四つのアーモンドの花の形をした萼と節と花弁を付けた。

37章21節 節は、支柱が対になって出ている所に一つ、その次に支柱が対になっている所に一つ、またその次に支柱が対になって出ている所に一つと、燭台の主柱から出ている六本の支柱の付け根の所に作った。

37章22節 これらの節と支柱は主柱と一体をなし、燭台全体は一枚の純金の打ち出し作りであった。

37章23節 次に、七個のともし火皿、芯切り鋏、火皿を純金で作った。

37章24節 燭台とこれらすべての祭具は重さ一キカルの純金で作った。

◆香をたく祭壇

37章25節 彼はアカシヤ材で香をたく祭壇を造った。寸法は縦一アンマ、横一アンマの正方形に、高さ二アンマとした。そして、その四隅の角を祭壇から生えるように作った。

37章26節 祭壇の上の面と四つの側面と角を純金で覆い、金の飾り縁を作った。

37章27節 また、二個の金環を作り、それを金の飾り縁の下の両側に相対するように取り付け、担ぐための棒を差し入れる環とした。

37章28節 この棒もアカシヤ材で作り、金で覆った。

37章29節 また、聖なる聖別の油と、香料師の混ぜ合わせ方に従って純粋な香草の香を作った。


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