黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳レビ記第1章

◆焼き尽くす献げ物

1章1節 主は臨在の幕屋から、モーセを呼んで仰せになった。

1章2節 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちのうちのだれかが、家畜の献げ物を主にささげるときは、牛、または羊を献げ物としなさい。

1章3節 牛を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。奉納者は主に受け入れられるよう、臨在の幕屋の入り口にそれを引いて行き、

1章4節 手を献げ物とする牛の頭に置くと、それは、その人の罪を贖う儀式を行うものとして受け入れられる。

1章5節 奉納者がその牛を主の御前で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を臨在の幕屋の入り口にある祭壇の四つの側面に注ぎかけてささげる。

1章6節 奉納者が献げ物とする牛の皮をはぎ、その体を各部に分割すると、

1章7節 祭司アロンの子らは祭壇に薪を整えて並べ、火をつけてから、

1章8節 分割した各部を、頭と脂肪と共に祭壇の燃えている薪の上に置く。

1章9節 奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部を祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。

1章10節 羊または山羊を焼き尽くす献げ物とする場合には、無傷の雄をささげる。

1章11節 奉納者がそれを主の御前にある祭壇の北側で屠ると、アロンの子らである祭司たちは血を祭壇の四つの側面に注ぎかける。

1章12節 奉納者がその体を各部に分割すると、祭司は分割した各部を、頭と脂肪と共に、祭壇の燃えている薪の上に置く。

1章13節 奉納者が内臓と四肢を水で洗うと、祭司はその全部をささげ、祭壇で燃やして煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。

1章14節 鳥を焼き尽くす献げ物として主にささげる場合には、山鳩または家鳩を献げ物とする。

1章15節 祭司はそれを祭壇にささげ、祭壇で燃やして煙にする。まずその首をもぎ取って、血を祭壇の側面に絞り出す。

1章16節 次に、餌袋とその中のものを取り除き、祭壇の東側の灰捨て場に捨てる。

1章17節 それから翼を持って胴を引き裂くが、祭司はこれを裂き切らずに、祭壇の燃えている薪の上で煙にする。これが焼き尽くす献げ物であり、燃やして主にささげる宥めの香りである。


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