黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳申命記第22章

◆同胞を助けること

22章1節 同胞の牛または羊が迷っているのを見て、見ない振りをしてはならない。必ず同胞のもとに連れ返さねばならない。

22章2節 もしも同胞が近くの人でなく、だれであるかも分からない場合は、それを家に連れ帰り、同胞が捜しに来るまで手もとに置き、捜しに来たとき、その人に返しなさい。

22章3節 ろばであれ、外套であれ、その他すべて同胞がなくしたものを、あなたが見つけたときは、同じようにしなさい。見ない振りをすることは許されない。

22章4節 同胞のろばまたは牛が道に倒れているのを見て、見ない振りをしてはならない。その人に力を貸して、必ず助け起こさねばならない。

◆ふさわしくない服装

22章5節 女は男の着物を身に着けてはならない。男は女の着物を着てはならない。このようなことをする者をすべて、あなたの神、主はいとわれる。

◆母鳥と雛鳥

22章6節 道端の木の上または地面に鳥の巣を見つけ、その中に雛か卵があって、母鳥がその雛か卵を抱いているときは、母鳥をその母鳥の産んだものと共に取ってはならない。

22章7節 必ず母鳥を追い払い、母鳥が産んだものだけを取らねばならない。そうすれば、あなたは幸いを得、長く生きることができる。

◆屋根の欄干

22章8節 家を新築するならば、屋根に欄干を付けねばならない。そうすれば、人が屋根から落ちても、あなたの家が血を流した罪に問われることはない。

◆混ぜ合わせてはならないもの

22章9節 ぶどう畑にそれと別の種を蒔いてはならない。あなたの蒔く種の実りも、ぶどう畑本来の収穫も共に汚れたものとならないためである。

22章10節 牛とろばとを組にして耕してはならない。

22章11節 毛糸と亜麻糸とを織り合わせた着物を着てはならない。

◆衣服の房

22章12節 身にまとう衣服の四隅には房を付けねばならない。

◆処女の証拠

22章13節 人が妻をめとり、彼女のところに入った後にこれを嫌い、

22章14節 虚偽の非難をして、彼女の悪口を流し、「わたしはこの女をめとって近づいたが、処女の証拠がなかった」と言うならば、

22章15節 その娘の両親は娘の処女の証拠を携えて、町の門にいる長老たちに差し出し、

22章16節 娘の父は長老たちに、「わたしは娘をこの男と結婚させましたが、彼は娘を嫌い、

22章17節 娘に処女の証拠がなかったと言って、虚偽の非難をしました。しかし、これが娘の処女の証拠です」と証言し、布を町の長老たちの前に広げねばならない。

22章18節 町の長老たちは男を捕まえて鞭で打ち、

22章19節 イスラエルのおとめについて悪口を流したのであるから、彼に銀百シェケルの罰金を科し、それを娘の父親に渡さねばならない。彼女は彼の妻としてとどまり、彼は生涯、彼女を離縁することはできない。

22章20節 しかし、もしその娘に処女の証拠がなかったという非難が確かであるならば、

22章21節 娘を父親の家の戸口に引き出し、町の人たちは彼女を石で打ち殺さねばならない。彼女は父の家で姦淫を行って、イスラエルの中で愚かなことをしたからである。あなたはあなたの中から悪を取り除かねばならない。

◆姦淫について

22章22節 男が人妻と寝ているところを見つけられたならば、女と寝た男もその女も共に殺して、イスラエルの中から悪を取り除かねばならない。

22章23節 ある男と婚約している処女の娘がいて、別の男が町で彼女と出会い、床を共にしたならば、

22章24節 その二人を町の門に引き出し、石で打ち殺さねばならない。その娘は町の中で助けを求めず、男は隣人の妻を辱めたからである。あなたはこうして、あなたの中から悪を取り除かねばならない。

22章25節 もしある男が別の男と婚約している娘と野で出会い、これを力ずくで犯し共に寝た場合は、共に寝た男だけを殺さねばならない。

22章26節 その娘には何もしてはならない。娘には死刑に当たる罪はない。これは、ある人がその隣人を襲い、殺害した場合と同じような事件である。

22章27節 男が野で彼女に出会い、婚約している娘は助けを求めたが、助ける者がいなかったからである。

22章28節 ある男がまだ婚約していない処女の娘に出会い、これを捕らえ、共に寝たところを見つけられたならば、

22章29節 共に寝た男はその娘の父親に銀五十シェケルを支払って、彼女を妻としなければならない。彼女を辱めたのであるから、生涯彼女を離縁することはできない。


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