黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳ヨシュア記第19章

◆シメオン族

19章1節 二番目のくじで割り当てを受けたのはシメオンで、シメオンの人々の部族が氏族ごとに割り当てを受けた。その嗣業の土地はユダの人々の嗣業の土地の間にあった。

19章2節 彼らの嗣業の土地は、ベエル・シェバ、シェマ、モラダ、

19章3節 ハツァル・シュアル、バラ、エツェム、

19章4節 エルトラド、ベトル、ホルマ、

19章5節 ツィクラグ、ベト・マルカボト、ハツァル・スサ、

19章6節 ベト・レバオト、シャルヘン、以上十三の町とそれに属する村、

19章7節 エン・リモン、タカン、エテル、アシャン、以上四つの町とそれに属する村、

19章8節 および、これらの町の周囲にあって、バアラト・ベエル、ラマト・ネゲブに至るまでのすべての村々。以上がシメオンの人々が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地である。

19章9節 シメオンの人々の嗣業の土地はユダの人々の領土の一部であった。ユダの人々への割り当て地が多すぎたため、ユダの嗣業の土地の中にシメオンの人々は嗣業の土地を受け継いだのである。

◆ゼブルン族

19章10節 三番目のくじではゼブルンが氏族ごとに割り当てを受けた。その嗣業の土地の領域はサリドを中心とし、

19章11節 西に向かってはマルアラ、ダベシェト、ヨクネアムの東にある川に達した。

19章12節 日の昇る東の方は、サリドを出てキスロト・タボルの地域を通り、ダベラトからヤフィアに上り、

19章13節 更に東のガト・ヘフェル、エト・カツィン、リモナに達し、そこからネアへ曲がる。

19章14節 北境はそこをハナトンに回り、イフタ・エルの谷に至る。

19章15節 カタト、ナハラル、シムオン、イルアラ、ベツレヘムなど十二の町とそれに属する村。

19章16節 以上がゼブルンの人々がその氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。

◆イサカル族

19章17節 イサカルは四番目のくじで割り当てを受けた。イサカルの人々は氏族ごとに割り当てを受けた。

19章18節 その領域は、イズレエル、ケスロト、シュネム、

19章19節 ハファライム、シオン、アナハラト、

19章20節 デビラト、キシュヨン、エベツ、

19章21節 レメト、エン・ガニム、エン・ハダ、ベト・パツェツ、

19章22節 境界線はタボルに達し、そこからシャハツィマ、ベト・シェメシュを経てヨルダン川に至る。以上十六の町とそれに属する村。

19章23節 以上がイサカルの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。

◆アシェル族

19章24節 五番目のくじではアシェルの人々の部族が氏族ごとに割り当てを受けた。

19章25節 その領域は、ヘルカト、ハリ、ベテン、アクシャフ、

19章26節 アラメレク、アムアド、ミシュアルで、西の端は、カルメル、シホル・リブナトに達する。

19章27節 東に戻るとベト・ダゴンがあり、北へ向かうと、ゼブルン領に達し、イフタ・エルの谷、ベト・エメク、ネイエルがあり、カブル、ミシュアル、

19章28節 アブドン、レホブ、ハモン、カナを経て、大シドンに接する。

19章29節 境界線は、ラマを巡り、城壁のある町ティルスを経て、ホサを巡り、海に至る。そこにマフラブ、アクジブ、

19章30節 アコ、アフェク、レホブなど二十二の町とそれに属する村があった。

19章31節 以上がアシェルの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。

◆ナフタリ族

19章32節 ナフタリの人々は六番目のくじで割り当てを受けた。ナフタリの人々はその氏族ごとに割り当てを受けた。

19章33節 その領域は、ヘレフおよびエロン・ベツァアナニムを中心として、アダミ・ネケブ、ヤブネエル、ラクムを経てヨルダン川に至り、

19章34節 西に向かうと、アズノト・タボル、そこからフコクに至る。このように、南はゼブルン領、西はアシェル領、東はヨルダン川のエフダに接する。

19章35節 砦の町は、ツィデム、ツェル、ハマト、ラカト、キネレト、

19章36節 アダマ、ラマ、ハツォル、

19章37節 ケデシュ、エドレイ、エン・ハツォル、

19章38節 イルオン、ミグダル・エル、ホレム、ベト・アナト、ベト・シェメシュなど十九の町とそれに属する村。

19章39節 以上がナフタリの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。

◆ダン族

19章40節 ダンの人々の部族は氏族ごとに七番目のくじで割り当てを受けた。

19章41節 その嗣業の土地の領域は、ツォルア、エシュタオル、イル・シェメシュ、

19章42節 シャアラビン、アヤロン、イトラ、

19章43節 エロン、ティムナ、エクロン、

19章44節 エルテケ、ギベトン、バアラト、

19章45節 エフド、アゾル、ベネ・ベラク、ガト・リモン、

19章46節 メ・ヤルコン、ラコン、およびヤッファ周辺の地域であった。

19章47節 しかし、ダンの人々は領地を奪われた後、北上し、レシェムを攻めてこれを占領し、剣をもって住民を撃ち、そこを手に入れて、そこに住んだ。彼らは、先祖ダンの名に従って、レシェムをダンと呼んだ。

19章48節 以上がダンの人々の部族が氏族ごとに受け継いだ嗣業の土地であり、町村である。

◆相続地の配分を終わる

19章49節 境界線を定めて、土地の嗣業の配分が終わると、イスラエルの人々は自分たちの土地の中からヌンの子ヨシュアに嗣業の土地を贈った。

19章50節 主の命令に従って、ヨシュアの求めたエフライム山地の町ティムナト・セラを彼に贈った。ヨシュアは町を建てて、そこに住んだ。

19章51節 以上は、祭司エルアザル、ヌンの子ヨシュアおよびイスラエル諸部族の家長たちが、シロの臨在の幕屋の入り口で、主の前においてくじを引き、受け継いだ嗣業の土地である。土地の割り当ては、こうして終わった。


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