詩篇 第18篇
関根訳 | 王の感謝 |
口語訳 | 聖歌隊の指揮者によってうたわせた主のしもべダビデの歌、すなわち主がもろもろのあだの手とサウルの手から救い出された日にダビデはこの歌の言葉を主にむかって述べて言った |
関根訳18篇1節 | 聖歌隊の指揮者に、ヤハヴェの |
新共同18篇1節 | 【指揮者によって。主の僕の詩。ダビデの詩。主がダビデをすべての敵の手、また、サウルの手から救い出されたとき、彼はこの歌の言葉を主に述べた。】 |
本篇はサムエル後書22章と略同一である。表題の後半もサムエル後書によれるものなり。ダビデがサウルの迫害を逃れ、次第に外敵を征服して全イスラエルの民の王となり輝かしき将来を有するに至れる時の作と見るべきであって、彼はこの凡ての救と勝利と光栄とをエホバに帰し奉っているのを見る。サムエル後7、8章の頃の作として最も適当である。なおサムエル後書22章と何れが原詩なりやにつき論争あり、恐らく他にダビデ詩集のごときものが先に存したものと見るべきであろう。またサムエル後書と詩篇との間に処々に差異があるのは、おそらく筆写の誤と、詩篇の方が後より改訂せられた部分があったからであろう。
〔1〕エホバに対する讃美(1−3)
18篇1節
文語訳 | 18篇1節 ヱホバわれの |
口語訳 | 18篇1節 わが力なる主よ、わたしはあなたを愛します。 |
関根訳 | 18篇2節 言った。ヤハヴェよ、わたしはわが力なるあなたを愛する。 |
新共同 | 18篇2節 主よ、わたしの力よ、わたしはあなたを慕う。 |
18篇2節エホバはわが身を隠すべき*
文語訳 | 18篇2節 ヱホバはわが |
口語訳 | 18篇2節 主はわが岩、わが城、わたしを救う者、わが神、わが寄り頼む岩、わが盾、わが救の角、わが高きやぐらです。 |
関根訳 | 18篇3節 ヤハヴェはわが岩、わが |
新共同 | 18篇3節 主はわたしの岩、砦、逃れ場 わたしの神、大岩、避けどころ わたしの盾、救いの角、砦の塔。 |
18篇3節エホバはかかる神に在すが故にわれ
文語訳 | 18篇3節 われ |
口語訳 | 18篇3節 わたしはほめまつるべき主に呼ばわって、わたしの敵から救われるのです。 |
関根訳 | 18篇4節 わたしはいたく傷つけられ、ヤハヴェを呼ぶ。その時わたしは敵から救われる。 |
新共同 | 18篇4節 ほむべき方、主をわたしは呼び求め 敵から救われる。 |
〔2〕苦悩の中よりエホバに叫ぶ(4−6)
18篇4節穽をもて鳥や獣を捕えんとするがごとくに*
文語訳 | 18篇4節 |
口語訳 | 18篇4節 死の綱は、わたしを取り巻き、滅びの大水は、わたしを襲いました。 |
関根訳 | 18篇5節 死の波わたしを囲み滅びの流れわたしを驚かす。 |
新共同 | 18篇5節 死の縄がからみつき 奈落の激流がわたしをおののかせ |
18篇5節*
文語訳 | 18篇5節 |
口語訳 | 18篇5節 陰府の綱は、わたしを囲み、死のわなは、わたしに立ちむかいました。 |
関根訳 | 18篇6節 |
新共同 | 18篇6節 陰府の縄がめぐり 死の網が仕掛けられている。 |
18篇6節われはかくして死と陰府のつなに捕われんとし、その
文語訳 | 18篇6節 われ |
口語訳 | 18篇6節 わたしは悩みのうちに主に呼ばわり、わが神に叫び求めました。主はその宮からわたしの声を聞かれ、主にさけぶわたしの叫びがその耳に達しました。 |
関根訳 | 18篇7節 苦しみの中にわたしはヤハヴェを呼びわが神に向かってわたしは叫ぶ。彼はその宮よりわが声を聞きわが訴えはその耳にとどく。 |
新共同 | 18篇7節 苦難の中から主を呼び求め わたしの神に向かって叫ぶと その声は神殿に響き 叫びは御前に至り、御耳に届く。 |
〔3〕自然現象として顕るるエホバの審判(7−15)
18篇7節この
文語訳 | 18篇7節 このときヱホバ |
口語訳 | 18篇7節 そのとき地は揺れ動き、山々の基は震い動きました。主がお怒りになったからです。 |
関根訳 | 18篇8節 地はゆれ動いた、天の |
新共同 | 18篇8節 主の怒りは燃え上がり、地は揺れ動く。山々の基は震え、揺らぐ。 |
18篇8節神の怒はまた火の息吹となり
文語訳 | 18篇8節 |
口語訳 | 18篇8節 煙はその鼻から立ちのぼり、火はその口から出て焼きつくし、炭はそれによって燃えあがりました。 |
関根訳 | 18篇9節 彼の鼻から煙は上り |
新共同 | 18篇9節 御怒りに煙は噴き上がり 御口の火は焼き尽くし、炎となって燃えさかる。 |
18篇9節エホバはまた審判のために暗雲の上に坐し
文語訳 | 18篇9節 ヱホバは |
口語訳 | 18篇9節 主は天をたれて下られ、暗やみがその足の下にありました。 |
関根訳 | 18篇10節 彼は天を傾けて降り暗闇をその脚下に |
新共同 | 18篇10節 主は天を傾けて降り 密雲を足もとに従え |
18篇10節かくてエホバはその御座の前にある*ケルブ(獣のごとき鳥のごとき活物、エゼキエル1:4以下ケルビムはその複数形)に
文語訳 | 18篇10節 かくてケルブに |
口語訳 | 18篇10節 主はケルブに乗って飛び、風の翼をもってかけり、 |
関根訳 | 18篇11節 ケルブに乗って |
新共同 | 18篇11節 ケルブを駆って飛び 風の翼に乗って行かれる。 |
18篇11節また嵐をふくむ
文語訳 | 18篇11節 |
口語訳 | 18篇11節 やみをおおいとして、自分のまわりに置き、水を含んだ暗い濃き雲をその幕屋とされました。 |
関根訳 | 18篇12節 彼は |
新共同 | 18篇12節 周りに闇を置いて隠れがとし 暗い雨雲、立ちこめる霧を幕屋とされる。 |
18篇12節エホバそこより怒の杯を傾け給うときそのみまへの
文語訳 | 18篇12節 そのみまへの |
口語訳 | 18篇12節 そのみ前の輝きから濃き雲を破って、ひょうと燃える炭とが降ってきました。 |
関根訳 | 18篇13節 み前の輝きから雲と |
新共同 | 18篇13節 御前にひらめく光に雲は従い 雹と火の雨が続く。 |
18篇13節而してその激しき怒はさらに加わり、エホバは
文語訳 | 18篇13節 ヱホバは |
口語訳 | 18篇13節 主はまた天に雷をとどろかせ、いと高き者がみ声を出されると、ひょうと燃える炭とが降ってきました。 |
関根訳 | 18篇14節 ヤハヴェは天で雷鳴をとどろかせいと高き者はその声を発し給う。 |
新共同 | 18篇14節 主は天から雷鳴をとどろかせ いと高き神は御声をあげられ 雹と火の雨が続く。 |
18篇14節エホバは雷鳴の
文語訳 | 18篇14節 ヱホバ |
口語訳 | 18篇14節 主は矢を放って彼らを散らし、いなずまをひらめかして彼らを打ち敗られました。 |
関根訳 | 18篇15節 彼は矢を放って彼らを散らし稲妻を投じて彼らを乱す。 |
新共同 | 18篇15節 主の矢は飛び交い 稲妻は散乱する。 |
18篇15節エホバよ、
文語訳 | 18篇15節 ヱホバよ |
口語訳 | 18篇15節 主よ、そのとき、あなたのとがめと、あなたの鼻のいぶきとによって、海の底はあらわれ、地の基があらわになったのです。 |
関根訳 | 18篇16節 海の底は |
新共同 | 18篇16節 主よ、あなたの叱咤に海の底は姿を現し あなたの怒りの息に世界はその基を示す。 |
〔4〕この審判の中よりエホバは救い出し給う(16−19)
18篇16節地震、噴火、洪水、電雷、等の中にありてエホバは我が義しきを知り給うが故にたかきより
文語訳 | 18篇16節 ヱホバはたかきより |
口語訳 | 18篇16節 主は高い所からみ手を伸べて、わたしを捕え、大水からわたしを引きあげ、 |
関根訳 | 18篇17節 彼は高きより手を延ばしてわたしを捕え大水の中よりわたしを引き出し、 |
新共同 | 18篇17節 主は高い天から御手を遣わしてわたしをとらえ 大水の中から引き上げてくださる。 |
18篇17節例えばサウルのごときわが
文語訳 | 18篇17節 わがつよき |
口語訳 | 18篇17節 わたしの強い敵と、わたしを憎む者とからわたしを助け出されました。彼らはわたしにまさって強かったからです。 |
関根訳 | 18篇18節 強きわが敵、われよりも強いわが仇よりわたしを救う。 |
新共同 | 18篇18節 敵は力があり わたしを憎む者は勝ち誇っているが なお、主はわたしを救い出される。 |
18篇18節かれらは意地悪くもわが
文語訳 | 18篇18節 かれらはわが |
口語訳 | 18篇18節 彼らはわたしの災の日にわたしを襲いました。しかし主はわたしのささえとなられました。 |
関根訳 | 18篇19節 |
新共同 | 18篇19節 彼らが攻め寄せる災いの日 主はわたしの支えとなり |
18篇19節エホバはわれを己が子のごとくに
文語訳 | 18篇19節 ヱホバはわれを |
口語訳 | 18篇19節 主はわたしを広い所につれ出し、わたしを喜ばれるがゆえに、わたしを助けられました。 |
関根訳 | 18篇20節 彼はわたしを引き出して広き所に置き彼の愛の故にわたしを救う。 |
新共同 | 18篇20節 わたしを広い所に導き出し、助けとなり 喜び迎えてくださる。 |
〔5〕エホバは義しき我に報い給えり(20−24)
18篇20節以上のごとくエホバは啻に我を敵の手より救い給えるのみならず、彼はまたわが
文語訳 | 18篇20節 ヱホバはわが |
口語訳 | 18篇20節 主はわたしの義にしたがってわたしに報い、わたしの手の清きにしたがってわたしに報いかえされました。 |
関根訳 | 18篇21節 ヤハヴェはわが義に従ってわたしに報いわが手の潔きに従ってわたしに答え給う。 |
新共同 | 18篇21節 主はわたしの正しさに報いてくださる。わたしの手の清さに応じて返してくださる。 |
18篇21節かくエホバの報償をかち得し所以の一はわれエホバの
文語訳 | 18篇21節 われヱホバの |
口語訳 | 18篇21節 わたしは主の道を守り、悪意をもって、わが神を離れたことがなかったのです、 |
関根訳 | 18篇22節 げにわたしはヤハヴェの道を守りわたしの神に |
新共同 | 18篇22節 わたしは主の道を守り わたしの神に背かない。 |
18篇22節またその二はそのすべての
文語訳 | 18篇22節 そのすべての |
口語訳 | 18篇22節 そのすべてのおきてはわたしの前にあって、わたしはその定めを捨てたことがなかったのです。 |
関根訳 | 18篇23節 彼の |
新共同 | 18篇23節 わたしは主の裁きをすべて前に置き 主の掟を遠ざけない。 |
18篇23節ゆえにわれ
文語訳 | 18篇23節 われ |
口語訳 | 18篇23節 わたしは主の前に欠けたところがなく、自分を守って罪を犯しませんでした。 |
関根訳 | 18篇24節 わたしは彼の前に |
新共同 | 18篇24節 わたしは主に対して無垢であろうとし 罪から身を守る。 |
18篇24節《かく》【この故に】エホバは我
文語訳 | 18篇24節 この |
口語訳 | 18篇24節 このゆえに主はわたしの義にしたがい、その目の前にわたしの手の清きにしたがってわたしに報いられました。 |
関根訳 | 18篇25節 ヤハヴェはわたしにわが義を返しみ前におけるわが手の潔きに報いた。 |
新共同 | 18篇25節 主はわたしの正しさに応じて返してくださる。御目に対してわたしの手は清い。 |
〔6〕エホバは正しき報をなし給う(25−30)
18篇25節なんぢは公平に在し給うが故に
文語訳 | 18篇25節 なんぢ |
口語訳 | 18篇25節 あなたはいつくしみある者には、いつくしみある者となり、欠けたところのない者には、欠けたところのない者となり、 |
関根訳 | 18篇26節 あなたは憐れみある者には憐れみある者となり全き者には全き者となり |
新共同 | 18篇26節 あなたの慈しみに生きる人に あなたは慈しみを示し 無垢な人には無垢に |
18篇26節《
文語訳 | 18篇26節 きよきものには |
口語訳 | 18篇26節 清い者には、清い者となり、ひがんだ者には、ひがんだ者となられます。 |
関根訳 | 18篇27節 潔き者には潔き者となり曲れる者には愚かな者となられる。 |
新共同 | 18篇27節 清い人には清くふるまい 心の曲がった者には背を向けられる。 |
18篇27節そは
文語訳 | 18篇27節 そは |
口語訳 | 18篇27節 あなたは苦しんでいる民を救われますが、高ぶる目をひくくされるのです。 |
関根訳 | 18篇28節 あなたは |
新共同 | 18篇28節 あなたは貧しい民を救い上げ 高ぶる目を引き下ろされる。 |
18篇28節かくしてなんぢわが
文語訳 | 18篇28節 なんぢわが |
口語訳 | 18篇28節 あなたはわたしのともしびをともし、わが神、主はわたしのやみを照されます。 |
関根訳 | 18篇29節 ヤハヴェよ、あなたはわが |
新共同 | 18篇29節 主よ、あなたはわたしの灯を輝かし 神よ、あなたはわたしの闇を照らしてくださる。 |
18篇29節また汝は我を多くの戦闘において助け給い、
文語訳 | 18篇29節 |
口語訳 | 18篇29節 まことに、わたしはあなたによって敵軍を打ち破り、わが神によって城壁をとび越えることができます。 |
関根訳 | 18篇30節 あなたによってわたしは垣をこぼちわが神によって城壁に上る。 |
新共同 | 18篇30節 あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし わたしの神によって、城壁を越える。 |
18篇30節以上のごとくなるが故に
文語訳 | 18篇30節 |
口語訳 | 18篇30節 この神こそ、その道は完全であり、主の言葉は真実です。主はすべて寄り頼む者の盾です。 |
関根訳 | 18篇31節 げに神はその道全く、ヤハヴェの |
新共同 | 18篇31節 神の道は完全 主の仰せは火で練り清められている。すべて御もとに身を寄せる人に 主は盾となってくださる。 |
〔7〕エホバ我を勝たしめ給う(31−42)
18篇31節そはエホバのほかに
文語訳 | 18篇31節 そはヱホバのほかに |
口語訳 | 18篇31節 主のほかに、だれが神でしょうか。われらの神のほかに、だれが岩でしょうか。 |
関根訳 | 18篇32節 ヤハヴェを除いていかなる神があろう、われらの神のほかにいかなる岩があろう。 |
新共同 | 18篇32節 主のほかに神はない。神のほかに我らの岩はない。 |
18篇32節(その)
文語訳 | 18篇32節 |
口語訳 | 18篇32節 神はわたしに力を帯びさせ、わたしの道を安全にされました。 |
関根訳 | 18篇33節 神は救いをわが帯として与え彼はわが道を全くし給う。 |
新共同 | 18篇33節 神はわたしに力を帯びさせ わたしの道を完全にし |
18篇33節
文語訳 | 18篇33節 |
口語訳 | 18篇33節 神はわたしの足をめじかの足のようにされ、わたしを高い所に安全に立たせ、 |
関根訳 | 18篇34節 彼はわが脚を鹿の如くしわれをして高き所に立たせ給う。 |
新共同 | 18篇34節 わたしの足を鹿のように速くし 高い所に立たせ |
18篇34節〔
文語訳 | 18篇34節 |
口語訳 | 18篇34節 わたしの手を戦いに慣らされたので、わたしの腕は青銅の弓をもひくことができます。 |
関根訳 | 18篇35節 わが手に戦うことを教えわが腕は青銅の弓を張る。 |
新共同 | 18篇35節 手に戦いの技を教え 腕に青銅の弓を引く力を帯びさせてくださる。 |
18篇35節
文語訳 | 18篇35節 |
口語訳 | 18篇35節 あなたはその救の盾をわたしに与え、あなたの右の手はわたしをささえ、あなたの助けはわたしを大いなる者とされました。 |
関根訳 | 18篇36節 あなたはわたしにあなたの救いの盾を与えあなたの右の手はわたしを支えあなたの |
新共同 | 18篇36節 あなたは救いの盾をわたしに授け 右の御手で支えてくださる。あなたは、自ら降り わたしを強い者としてくださる。 |
18篇36節なんぢわが途より凡ての障害を取除きてわが
文語訳 | 18篇36節 なんぢわが |
口語訳 | 18篇36節 あなたがわたしの歩む所を広くされたので、わたしの足はすべらなかったのです。 |
関根訳 | 18篇37節 あなたはわが歩みを自由にしわが |
新共同 | 18篇37節 わたしの足は大きく踏み出し くるぶしはよろめくことがない。 |
*18篇37節わが手わが足にかかる力を与えられたればわれ
文語訳 | 18篇37節 われ |
口語訳 | 18篇37節 わたしは敵を追って、これに追いつき、これを滅ぼしつくすまでは帰らなかったのです。 |
関根訳 | 18篇38節 わたしはわが敵を追ってこれに追いしき彼らを滅ぼすまでは帰らない。 |
新共同 | 18篇38節 敵を追い、敵に追いつき 滅ぼすまで引き返さず |
*18篇38節われかれらを
文語訳 | 18篇38節 われかれらを |
口語訳 | 18篇38節 わたしが彼らを突き通したので、彼らは立ちあがることができず、わたしの足もとに倒れました。 |
関根訳 | 18篇39節 わたしは彼らを打ち倒し彼らは立つ所を失い、わが足の |
新共同 | 18篇39節 彼らを打ち、再び立つことを許さない。彼らはわたしの足もとに倒れ伏す。 |
18篇39節《*また》【そは】
文語訳 | 18篇39節 そはなんぢ |
口語訳 | 18篇39節 あなたは戦いのためにわたしに力を帯びさせ、わたしに立ち向かう者らをわたしのもとに、かがませられました。 |
関根訳 | 18篇40節 あなたは救いを帯としてわたしを戦いに臨ませ、わたしに歯向かう者をわが下にかがませた。 |
新共同 | 18篇40節 あなたは戦う力をわたしの身に帯びさせ 刃向かう者を屈服させ |
18篇40節《
文語訳 | 18篇40節 |
口語訳 | 18篇40節 あなたは敵にその後をわたしに向けさせられたので、わたしは自分を憎む者を滅ぼしました。 |
関根訳 | 18篇41節 あなたはわが敵をわが前に逃げ走らせわたしを憎む者をわたしはたち滅ぼす。 |
新共同 | 18篇41節 敵の首筋を踏ませてくださる。わたしを憎む者をわたしは滅ぼす。 |
18篇41節かれら我がために打敗られし時
文語訳 | 18篇41節 かれら |
口語訳 | 18篇41節 彼らは助けを叫び求めたが、救う者はなく、主にむかって叫んだけれども、彼らに答えられなかったのです。 |
関根訳 | 18篇42節 彼らは叫んでも助けがなくヤハヴェに向かっても答えはない。 |
新共同 | 18篇42節 彼らは叫ぶが、助ける者は現れず 主に向かって叫んでも答えはない。 |
18篇42節
文語訳 | 18篇42節 |
口語訳 | 18篇42節 わたしは彼らを風の前のちりのように細かに砕き、ちまたの泥のように打ち捨てました。 |
関根訳 | 18篇43節 わたしは彼らを打ち砕き風の前の |
新共同 | 18篇43節 わたしは彼らを風の前の塵と見なし 野の土くれのようにむなしいものとする。 |
〔8〕栄冠と讃美(43−50)
*18篇43節なんぢ
文語訳 | 18篇43節 なんぢわれを |
口語訳 | 18篇43節 あなたは民の争いからわたしを救い、わたしをもろもろの国民のかしらとされました。わたしの知らなかった民がわたしに仕えました。 |
関根訳 | 18篇44節 あなたはわたしをわが民の争いより救いもろもろの国の上に置きわたしの知らない |
新共同 | 18篇44節 あなたはわたしを民の争いから解き放ち 国々の頭としてくださる。わたしの知らぬ民もわたしに仕え |
*18篇44節かれらは我が軍勢の勝利を《
文語訳 | 18篇44節 かれらわが |
口語訳 | 18篇44節 彼らはわたしの事を聞くと、ただちにわたしに従い、異邦の人々はきて、わたしにへつらいました。 |
関根訳 | 18篇45節 彼らはわたしのことを聞いてわたしにつき従い |
新共同 | 18篇45節 わたしのことを耳にしてわたしに聞き従い 敵の民は憐れみを乞う。 |
*18篇45節《
文語訳 | 18篇45節 ことくにびとは |
口語訳 | 18篇45節 異邦の人々は打ちしおれて、その城から震えながら出てきました。 |
関根訳 | 18篇46節 異国人の子らは心衰えその |
新共同 | 18篇46節 敵の民は力を失い、おののいて砦を出る。 |
18篇46節まことにエホバは
文語訳 | 18篇46節 ヱホバは |
口語訳 | 18篇46節 主は生きておられます。わが岩はほむべきかな。わが救の神はあがむべきかな。 |
関根訳 | 18篇47節 ヤハヴェは |
新共同 | 18篇47節 主は命の神。わたしの岩をたたえよ。わたしの救いの神をあがめよ。 |
18篇47節かれに仇する悪しき者に対しわがために
文語訳 | 18篇47節 わがために |
口語訳 | 18篇47節 神はわたしにあだを報いさせ、もろもろの民をわたしのもとに従わせ、 |
関根訳 | 18篇48節 神はわが仇を返しもろもろの民をわが足もとに下らせ |
新共同 | 18篇48節 わたしのために報復してくださる神よ 諸国の民をわたしに従わせてください。 |
18篇48節《
文語訳 | 18篇48節 |
口語訳 | 18篇48節 わたしの敵からわたしを救い出されました。まことに、あなたはわたしに逆らって起りたつ者の上にわたしをあげ、不法の人からわたしを救い出されました。 |
関根訳 | 18篇49節 わが敵よりわたしを救い出しわたしに逆らう者の上にわたしを置き |
新共同 | 18篇49節 敵からわたしを救い 刃向かう者よりも高く上げ 不法の者から助け出してください。 |
18篇49節この
文語訳 | 18篇49節 この |
口語訳 | 18篇49節 このゆえに主よ、わたしはもろもろの国民のなかであなたをたたえ、あなたのみ名をほめ歌います。 |
関根訳 | 18篇50節 その故にヤハヴェよ、もろもろの国の中にわたしはあなたを |
新共同 | 18篇50節 主よ、国々の中で わたしはあなたに感謝をささげ 御名をほめ歌う。 |
18篇50節〔エホバは〕*おほいなる
文語訳 | 18篇50節 ヱホバはおほいなる |
口語訳 | 18篇50節 主はその王に大いなる勝利を与え、その油そそがれた者に、ダビデとその子孫とに、とこしえにいつくしみを加えられるでしょう。 |
関根訳 | 18篇51節 彼はその王に大いなる救いを与えそのメシア、ダビデとその |
新共同 | 18篇51節 主は勝利を与えて王を大いなる者とし 油注がれた人を、ダビデとその子孫を とこしえまで 慈しみのうちにおかれる。 |