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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書16章1節


          ◆人々はしるしを欲しがる   (マコ8:11-13 ルカ12:54-56 )

ファリサイ派とサドカイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを見せてほしいと願った。 [→ネストレ引照]

  1. [(1−12)]

      マルコによる福音書 8章11節 - 21節
                ◆人々はしるしを欲しがる
      8章11節 ファリサイ派の人々が来て、イエスを試そうとして、天からのしるしを求め、議論をしかけた。
      8章12節 イエスは、心の中で深く嘆いて言われた。「どうして、今の時代の者たちはしるしを欲しがるのだろう。はっきり言っておく。今の時代の者たちには、決してしるしは与えられない。」
      8章13節 そして、彼らをそのままにして、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。
                ◆ファリサイ派の人々とヘロデのパン種
      8章14節 弟子たちはパンを持って来るのを忘れ、舟の中には一つのパンしか持ち合わせていなかった。
      8章15節 そのとき、イエスは、「ファリサイ派の人々のパン種とヘロデのパン種によく気をつけなさい」と戒められた。
      8章16節 弟子たちは、これは自分たちがパンを持っていないからなのだ、と論じ合っていた。
      8章17節 イエスはそれに気づいて言われた。「なぜ、パンを持っていないことで議論するのか。まだ、分からないのか。悟らないのか。心がかたくなになっているのか。
      8章18節 目があっても見えないのか。耳があっても聞こえないのか。覚えていないのか。
      8章19節 わたしが五千人に五つのパンを裂いたとき、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」弟子たちは、「十二です」と言った。
      8章20節 「七つのパンを四千人に裂いたときには、集めたパンの屑でいっぱいになった籠は、幾つあったか。」「七つです」と言うと、
      8章21節 イエスは、「まだ悟らないのか」と言われた。

  2. [ファリサイ派]

      マタイによる福音書 16章6節
      16章6節 イエスは彼らに、「ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種によく注意しなさい」と言われた。

      マタイによる福音書 16章11節 - 12節
      16章11節 パンについて言ったのではないことが、どうして分からないのか。ファリサイ派とサドカイ派の人々のパン種に注意しなさい。」
      16章12節 そのときようやく、弟子たちは、イエスが注意を促されたのは、パン種のことではなく、ファリサイ派とサドカイ派の人々の教えのことだと悟った。

      使徒言行録 23章7節
      23章7節 パウロがこう言ったので、ファリサイ派とサドカイ派との間に論争が生じ、最高法院は分裂した。

  3. [試そうとして]

      マタイによる福音書 19章3節
      19章3節 ファリサイ派の人々が近寄り、イエスを試そうとして、「何か理由があれば、夫が妻を離縁することは、律法に適っているでしょうか」と言った。

  4. [しるし]

      マタイによる福音書 12章38節
                ◆人々はしるしを欲しがる
      12章38節 すると、何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、「先生、しるしを見せてください」と言った。

      ルカによる福音書 11章16節
      11章16節 イエスを試そうとして、天からのしるしを求める者がいた。

      ヨハネによる福音書 6章30節
      6章30節 そこで、彼らは言った。「それでは、わたしたちが見てあなたを信じることができるように、どんなしるしを行ってくださいますか。どのようなことをしてくださいますか。