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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書26章6節


          ◆ベタニアで香油を注がれる   (マコ14:3-9 ヨハ12:1-8 )

さて、イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家におられたとき、 [→ネストレ引照]

  1. [(6−13)]

      マルコによる福音書 14章3節 - 9節
                ◆ベタニアで香油を注がれる
      14章3節 イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。
      14章4節 そこにいた人の何人かが、憤慨して互いに言った。「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか。
      14章5節 この香油は三百デナリオン以上に売って、貧しい人々に施すことができたのに。」そして、彼女を厳しくとがめた。
      14章6節 イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。
      14章7節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。
      14章8節 この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。
      14章9節 はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」

      ルカによる福音書 7章37節 - 39節
      7章37節 この町に一人の罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壺を持って来て、
      7章38節 後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。
      7章39節 イエスを招待したファリサイ派の人はこれを見て、「この人がもし預言者なら、自分に触れている女がだれで、どんな人か分かるはずだ。罪深い女なのに」と思った。

      ヨハネによる福音書 12章1節 - 8節
                ◆ベタニアで香油を注がれる
      12章1節 過越祭の六日前に、イエスはベタニアに行かれた。そこには、イエスが死者の中からよみがえらせたラザロがいた。
      12章2節 イエスのためにそこで夕食が用意され、マルタは給仕をしていた。ラザロは、イエスと共に食事の席に着いた人々の中にいた。
      12章3節 そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
      12章4節 弟子の一人で、後にイエスを裏切るイスカリオテのユダが言った。
      12章5節 「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
      12章6節 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではない。彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、その中身をごまかしていたからである。
      12章7節 イエスは言われた。「この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。
      12章8節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。」

  2. [ベタニア]

      マタイによる福音書 21章17節
      21章17節 それから、イエスは彼らと別れ、都を出てベタニアに行き、そこにお泊まりになった。