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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書27章11節


          ◆ピラトから尋問される   (マコ15:2-5 ルカ23:3-5 ヨハ18:33-38 )

さて、イエスは総督の前に立たれた。総督がイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と言われた。 [→ネストレ引照]

  1. [(11−14)]

      マルコによる福音書 15章2節 - 5節
      15章2節 ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」と答えられた。
      15章3節 そこで祭司長たちが、いろいろとイエスを訴えた。
      15章4節 ピラトが再び尋問した。「何も答えないのか。彼らがあのようにお前を訴えているのに。」
      15章5節 しかし、イエスがもはや何もお答えにならなかったので、ピラトは不思議に思った。

      ルカによる福音書 23章2節 - 3節
      23章2節 そして、イエスをこう訴え始めた。「この男はわが民族を惑わし、皇帝に税を納めるのを禁じ、また、自分が王たるメシアだと言っていることが分かりました。」
      23章3節 そこで、ピラトがイエスに、「お前がユダヤ人の王なのか」と尋問すると、イエスは、「それは、あなたが言っていることです」とお答えになった。

      ヨハネによる福音書 18章33節 - 38節
      18章33節 そこで、ピラトはもう一度官邸に入り、イエスを呼び出して、「お前がユダヤ人の王なのか」と言った。
      18章34節 イエスはお答えになった。「あなたは自分の考えで、そう言うのですか。それとも、ほかの者がわたしについて、あなたにそう言ったのですか。」
      18章35節 ピラトは言い返した。「わたしはユダヤ人なのか。お前の同胞や祭司長たちが、お前をわたしに引き渡したのだ。いったい何をしたのか。」
      18章36節 イエスはお答えになった。「わたしの国は、この世には属していない。もし、わたしの国がこの世に属していれば、わたしがユダヤ人に引き渡されないように、部下が戦ったことだろう。しかし、実際、わたしの国はこの世には属していない。」
      18章37節 そこでピラトが、「それでは、やはり王なのか」と言うと、イエスはお答えになった。「わたしが王だとは、あなたが言っていることです。わたしは真理について証しをするために生まれ、そのためにこの世に来た。真理に属する人は皆、わたしの声を聞く。」
      18章38節 ピラトは言った。「真理とは何か。」
                ◆死刑の判決を受ける
      18章38節 ピラトは、こう言ってからもう一度、ユダヤ人たちの前に出て来て言った。「わたしはあの男に何の罪も見いだせない。

  2. [ユダヤ人の王]

      マタイによる福音書 2章2節
      2章2節 言った。「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです。」

  3. [それは、あなたが言っていることです]

      マタイによる福音書 26章25節
      26章25節 イエスを裏切ろうとしていたユダが口をはさんで、「先生、まさかわたしのことでは」と言うと、イエスは言われた。「それはあなたの言ったことだ。」