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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書27章57節


          ◆墓に葬られる   (マコ15:42-47 ルカ23:50-56 ヨハ19:38-42 )

夕方になると、アリマタヤ出身の金持ちでヨセフという人が来た。この人もイエスの弟子であった。 [→ネストレ引照]

  1. [(57−61)]

      申命記 21章22節 - 23節
                ◆木にかけられた死体
      21章22節 ある人が死刑に当たる罪を犯して処刑され、あなたがその人を木にかけるならば、
      21章23節 死体を木にかけたまま夜を過ごすことなく、必ずその日のうちに埋めねばならない。木にかけられた死体は、神に呪われたものだからである。あなたは、あなたの神、主が嗣業として与えられる土地を汚してはならない。

      マルコによる福音書 15章42節 - 47節
                ◆墓に葬られる
      15章42節 既に夕方になった。その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、
      15章43節 アリマタヤ出身で身分の高い議員ヨセフが来て、勇気を出してピラトのところへ行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出た。この人も神の国を待ち望んでいたのである。
      15章44節 ピラトは、イエスがもう死んでしまったのかと不思議に思い、百人隊長を呼び寄せて、既に死んだかどうかを尋ねた。
      15章45節 そして、百人隊長に確かめたうえ、遺体をヨセフに下げ渡した。
      15章46節 ヨセフは亜麻布を買い、イエスを十字架から降ろしてその布で巻き、岩を掘って作った墓の中に納め、墓の入り口には石を転がしておいた。
      15章47節 マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を納めた場所を見つめていた。

      ルカによる福音書 23章50節 - 56節
                ◆墓に葬られる
      23章50節 さて、ヨセフという議員がいたが、善良な正しい人で、
      23章51節 同僚の決議や行動には同意しなかった。ユダヤ人の町アリマタヤの出身で、神の国を待ち望んでいたのである。
      23章52節 この人がピラトのところに行き、イエスの遺体を渡してくれるようにと願い出て、
      23章53節 遺体を十字架から降ろして亜麻布で包み、まだだれも葬られたことのない、岩に掘った墓の中に納めた。
      23章54節 その日は準備の日であり、安息日が始まろうとしていた。
      23章55節 イエスと一緒にガリラヤから来た婦人たちは、ヨセフの後について行き、墓と、イエスの遺体が納められている有様とを見届け、
      23章56節 家に帰って、香料と香油を準備した。
                ◆復活する
      23章56節 婦人たちは、安息日には掟に従って休んだ。

      ヨハネによる福音書 19章38節 - 42節
                ◆墓に葬られる
      19章38節 その後、イエスの弟子でありながら、ユダヤ人たちを恐れて、そのことを隠していたアリマタヤ出身のヨセフが、イエスの遺体を取り降ろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトが許したので、ヨセフは行って遺体を取り降ろした。
      19章39節 そこへ、かつてある夜、イエスのもとに来たことのあるニコデモも、没薬と沈香を混ぜた物を百リトラばかり持って来た。
      19章40節 彼らはイエスの遺体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包んだ。
      19章41節 イエスが十字架につけられた所には園があり、そこには、だれもまだ葬られたことのない新しい墓があった。
      19章42節 その日はユダヤ人の準備の日であり、この墓が近かったので、そこにイエスを納めた。