マタイによる福音書8章23節
          ◆嵐を静める
  (マコ4:35-41 ルカ8:22-25 )
イエスが舟に乗り込まれると、弟子たちも従った。
[→ネストレ引照]
●マルコによる福音書 4章36節 - 41節
4章36節 そこで、弟子たちは群衆を後に残し、イエスを舟に乗せたまま漕ぎ出した。ほかの舟も一緒であった。
4章37節 激しい突風が起こり、舟は波をかぶって、水浸しになるほどであった。
4章38節 しかし、イエスは艫の方で枕をして眠っておられた。弟子たちはイエスを起こして、「先生、わたしたちがおぼれてもかまわないのですか」と言った。
4章39節 イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。すると、風はやみ、すっかり凪になった。
4章40節 イエスは言われた。「なぜ怖がるのか。まだ信じないのか。」
4章41節 弟子たちは非常に恐れて、「いったい、この方はどなたなのだろう。風や湖さえも従うではないか」と互いに言った。
●ルカによる福音書 8章22節 - 25節
          ◆突風を静める
8章22節 ある日のこと、イエスが弟子たちと一緒に舟に乗り、「湖の向こう岸に渡ろう」と言われたので、船出した。
8章23節 渡って行くうちに、イエスは眠ってしまわれた。突風が湖に吹き降ろして来て、彼らは水をかぶり、危なくなった。
8章24節 弟子たちは近寄ってイエスを起こし、「先生、先生、おぼれそうです」と言った。イエスが起き上がって、風と荒波とをお叱りになると、静まって凪になった。
8章25節 イエスは、「あなたがたの信仰はどこにあるのか」と言われた。弟子たちは恐れ驚いて、「いったい、この方はどなたなのだろう。命じれば風も波も従うではないか」と互いに言った。