マタイによる福音書8章5節
          ◆百人隊長の僕をいやす
  (ルカ24:1-10 ヨハ4:43-54 )
さて、イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、
[→ネストレ引照]
●ルカによる福音書 7章1節 - 10節
          ◆百人隊長の僕をいやす
7章1節 イエスは、民衆にこれらの言葉をすべて話し終えてから、カファルナウムに入られた。
7章2節 ところで、ある百人隊長に重んじられている部下が、病気で死にかかっていた。
7章3節 イエスのことを聞いた百人隊長は、ユダヤ人の長老たちを使いにやって、部下を助けに来てくださるように頼んだ。
7章4節 長老たちはイエスのもとに来て、熱心に願った。「あの方は、そうしていただくのにふさわしい人です。
7章5節 わたしたちユダヤ人を愛して、自ら会堂を建ててくれたのです。」
7章6節 そこで、イエスは一緒に出かけられた。ところが、その家からほど遠からぬ所まで来たとき、百人隊長は友達を使いにやって言わせた。「主よ、御足労には及びません。わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。
7章7節 ですから、わたしの方からお伺いするのさえふさわしくないと思いました。ひと言おっしゃってください。そして、わたしの僕をいやしてください。
7章8節 わたしも権威の下に置かれている者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」
7章9節 イエスはこれを聞いて感心し、従っていた群衆の方を振り向いて言われた。「言っておくが、イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。」
7章10節 使いに行った人たちが家に帰ってみると、その部下は元気になっていた。