マルコによる福音書14章17節
夕方になると、イエスは十二人と一緒にそこへ行かれた。
[→ネストレ引照]
●マタイによる福音書 26章20節 - 24節
26章20節 夕方になると、イエスは十二人と一緒に食事の席に着かれた。
26章21節 一同が食事をしているとき、イエスは言われた。「はっきり言っておくが、あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」
26章22節 弟子たちは非常に心を痛めて、「主よ、まさかわたしのことでは」と代わる代わる言い始めた。
26章23節 イエスはお答えになった。「わたしと一緒に手で鉢に食べ物を浸した者が、わたしを裏切る。
26章24節 人の子は、聖書に書いてあるとおりに、去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。生まれなかった方が、その者のためによかった。」
●ルカによる福音書 22章14節
          ◆主の晩餐
22章14節 時刻になったので、イエスは食事の席に着かれたが、使徒たちも一緒だった。
●ルカによる福音書 22章21節 - 23節
22章21節 しかし、見よ、わたしを裏切る者が、わたしと一緒に手を食卓に置いている。
22章22節 人の子は、定められたとおり去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。」
22章23節 そこで使徒たちは、自分たちのうち、いったいだれが、そんなことをしようとしているのかと互いに議論をし始めた。
●ヨハネによる福音書 13章18節 - 30節
13章18節 わたしは、あなたがた皆について、こう言っているのではない。わたしは、どのような人々を選び出したか分かっている。しかし、『わたしのパンを食べている者が、わたしに逆らった』という聖書の言葉は実現しなければならない。
13章19節 事の起こる前に、今、言っておく。事が起こったとき、『わたしはある』ということを、あなたがたが信じるようになるためである。
13章20節 はっきり言っておく。わたしの遣わす者を受け入れる人は、わたしを受け入れ、わたしを受け入れる人は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。」
          ◆裏切りの予告
13章21節 イエスはこう話し終えると、心を騒がせ、断言された。「はっきり言っておく。あなたがたのうちの一人がわたしを裏切ろうとしている。」
13章22節 弟子たちは、だれについて言っておられるのか察しかねて、顔を見合わせた。
13章23節 イエスのすぐ隣には、弟子たちの一人で、イエスの愛しておられた者が食事の席に着いていた。
13章24節 シモン・ペトロはこの弟子に、だれについて言っておられるのかと尋ねるように合図した。
13章25節 その弟子が、イエスの胸もとに寄りかかったまま、「主よ、それはだれのことですか」と言うと、
13章26節 イエスは、「わたしがパン切れを浸して与えるのがその人だ」と答えられた。それから、パン切れを浸して取り、イスカリオテのシモンの子ユダにお与えになった。
13章27節 ユダがパン切れを受け取ると、サタンが彼の中に入った。そこでイエスは、「しようとしていることを、今すぐ、しなさい」と彼に言われた。
13章28節 座に着いていた者はだれも、なぜユダにこう言われたのか分からなかった。
13章29節 ある者は、ユダが金入れを預かっていたので、「祭りに必要な物を買いなさい」とか、貧しい人に何か施すようにと、イエスが言われたのだと思っていた。
13章30節 ユダはパン切れを受け取ると、すぐ出て行った。夜であった。