-bgcolor

新共同訳引照Web版 V2.0

マルコによる福音書14章24節

そして、イエスは言われた。「これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血である。 [→ネストレ引照]

  1. [契約]

      エレミヤ書 31章31節 - 34節
      31章31節 見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。
      31章32節 この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地から導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った、と主は言われる。
      31章33節 しかし、来るべき日に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に授け、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。
      31章34節 そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。

      ヘブライ人への手紙 8章6節 - 13節
      8章6節 しかし、今、わたしたちの大祭司は、それよりはるかに優れた務めを得ておられます。更にまさった約束に基づいて制定された、更にまさった契約の仲介者になられたからです。
      8章7節 もし、あの最初の契約が欠けたところのないものであったなら、第二の契約の余地はなかったでしょう。
      8章8節 事実、神はイスラエルの人々を非難して次のように言われています。「『見よ、わたしがイスラエルの家、またユダの家と、/新しい契約を結ぶ時が来る』と、/主は言われる。
      8章9節 『それは、わたしが彼らの先祖の手を取って、/エジプトの地から導き出した日に、/彼らと結んだ契約のようなものではない。彼らはわたしの契約に忠実でなかったので、/わたしも彼らを顧みなかった』と、/主は言われる。
      8章10節 『それらの日の後、わたしが/イスラエルの家と結ぶ契約はこれである』と、/主は言われる。『すなわち、わたしの律法を彼らの思いに置き、/彼らの心にそれを書きつけよう。わたしは彼らの神となり、/彼らはわたしの民となる。
      8章11節 彼らはそれぞれ自分の同胞に、/それぞれ自分の兄弟に、/「主を知れ」と言って教える必要はなくなる。小さな者から大きな者に至るまで/彼らはすべて、わたしを知るようになり、
      8章12節 わたしは、彼らの不義を赦し、/もはや彼らの罪を思い出しはしないからである。』」
      8章13節 神は「新しいもの」と言われることによって、最初の契約は古びてしまったと宣言されたのです。年を経て古びたものは、間もなく消えうせます。

  2. []

      出エジプト記 24章6節 - 8節
      24章6節 モーセは血の半分を取って鉢に入れて、残りの半分を祭壇に振りかけると、
      24章7節 契約の書を取り、民に読んで聞かせた。彼らが、「わたしたちは主が語られたことをすべて行い、守ります」と言うと、
      24章8節 モーセは血を取り、民に振りかけて言った。「見よ、これは主がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約の血である。」

      レビ記 17章11節
      17章11節 生き物の命は血の中にあるからである。わたしが血をあなたたちに与えたのは、祭壇の上であなたたちの命の贖いの儀式をするためである。血はその中の命によって贖いをするのである。

      ゼカリヤ書 9章11節
      9章11節 またあなたについては/あなたと結んだ契約の血のゆえに/わたしはあなたの捕らわれ人を/水のない穴から解き放つ。

      ヘブライ人への手紙 9章14節 - 22節
      9章14節 まして、永遠の“霊”によって、御自身をきずのないものとして神に献げられたキリストの血は、わたしたちの良心を死んだ業から清めて、生ける神を礼拝するようにさせないでしょうか。
      9章15節 こういうわけで、キリストは新しい契約の仲介者なのです。それは、最初の契約の下で犯された罪の贖いとして、キリストが死んでくださったので、召された者たちが、既に約束されている永遠の財産を受け継ぐためにほかなりません。
      9章16節 遺言の場合には、遺言者が死んだという証明が必要です。
      9章17節 遺言は人が死んで初めて有効になるのであって、遺言者が生きている間は効力がありません。
      9章18節 だから、最初の契約もまた、血が流されずに成立したのではありません。
      9章19節 というのは、モーセが律法に従ってすべての掟を民全体に告げたとき、水や緋色の羊毛やヒソプと共に若い雄牛と雄山羊の血を取って、契約の書自体と民全体とに振りかけ、
      9章20節 「これは、神があなたがたに対して定められた契約の血である」と言ったからです。
      9章21節 また彼は、幕屋と礼拝のために用いるあらゆる器具にも同様に血を振りかけました。
      9章22節 こうして、ほとんどすべてのものが、律法に従って血で清められており、血を流すことなしには罪の赦しはありえないのです。