マルコによる福音書14章3節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
  (マタ26:6-13 ヨハ12:1-8 )
イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。
[→ネストレ引照]
●マタイによる福音書 26章6節 - 13節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
26章6節 さて、イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家におられたとき、
26章7節 一人の女が、極めて高価な香油の入った石膏の壺を持って近寄り、食事の席に着いておられるイエスの頭に香油を注ぎかけた。
26章8節 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「なぜ、こんな無駄遣いをするのか。
26章9節 高く売って、貧しい人々に施すことができたのに。」
26章10節 イエスはこれを知って言われた。「なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。
26章11節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。
26章12節 この人はわたしの体に香油を注いで、わたしを葬る準備をしてくれた。
26章13節 はっきり言っておく。世界中どこでも、この福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」
●ルカによる福音書 7章37節 - 39節
7章37節 この町に一人の罪深い女がいた。イエスがファリサイ派の人の家に入って食事の席に着いておられるのを知り、香油の入った石膏の壺を持って来て、
7章38節 後ろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらその足を涙でぬらし始め、自分の髪の毛でぬぐい、イエスの足に接吻して香油を塗った。
7章39節 イエスを招待したファリサイ派の人はこれを見て、「この人がもし預言者なら、自分に触れている女がだれで、どんな人か分かるはずだ。罪深い女なのに」と思った。
●ヨハネによる福音書 12章1節 - 8節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
12章1節 過越祭の六日前に、イエスはベタニアに行かれた。そこには、イエスが死者の中からよみがえらせたラザロがいた。
12章2節 イエスのためにそこで夕食が用意され、マルタは給仕をしていた。ラザロは、イエスと共に食事の席に着いた人々の中にいた。
12章3節 そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
12章4節 弟子の一人で、後にイエスを裏切るイスカリオテのユダが言った。
12章5節 「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
12章6節 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではない。彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、その中身をごまかしていたからである。
12章7節 イエスは言われた。「この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。
12章8節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。」
●マタイによる福音書 21章17節
21章17節 それから、イエスは彼らと別れ、都を出てベタニアに行き、そこにお泊まりになった。
●雅歌 1章12節
          ◆おとめの歌
1章12節 王様を宴の座にいざなうほど/わたしのナルドは香りました。
●雅歌 4章13節 - 14節
4章13節 ほとりには、みごとな実を結ぶざくろの森/ナルドやコフェルの花房
4章14節 ナルドやサフラン、菖蒲やシナモン/乳香の木、ミルラやアロエ/さまざまな、すばらしい香り草。
●ヨハネによる福音書 12章3節
12章3節 そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
●マタイによる福音書 26章7節
26章7節 一人の女が、極めて高価な香油の入った石膏の壺を持って近寄り、食事の席に着いておられるイエスの頭に香油を注ぎかけた。