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新共同訳引照Web版 V2.0

マルコによる福音書6章45節


          ◆湖の上を歩く   (マタ14:22-33 ヨハ6:15-21 )

それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸のベトサイダへ先に行かせ、その間に御自分は群衆を解散させられた。 [→ネストレ引照]

  1. [45-51]

      マタイによる福音書 14章22節 - 33節
                ◆湖の上を歩く
      14章22節 それからすぐ、イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。
      14章23節 群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。
      14章24節 ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩まされていた。
      14章25節 夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。
      14章26節 弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。
      14章27節 イエスはすぐ彼らに話しかけられた。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」
      14章28節 すると、ペトロが答えた。「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」
      14章29節 イエスが「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。
      14章30節 しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、「主よ、助けてください」と叫んだ。
      14章31節 イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。
      14章32節 そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。
      14章33節 舟の中にいた人たちは、「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。

      ヨハネによる福音書 6章15節 - 21節
      6章15節 イエスは、人々が来て、自分を王にするために連れて行こうとしているのを知り、ひとりでまた山に退かれた。
                ◆湖の上を歩く
      6章16節 夕方になったので、弟子たちは湖畔へ下りて行った。
      6章17節 そして、舟に乗り、湖の向こう岸のカファルナウムに行こうとした。既に暗くなっていたが、イエスはまだ彼らのところには来ておられなかった。
      6章18節 強い風が吹いて、湖は荒れ始めた。
      6章19節 二十五ないし三十スタディオンばかり漕ぎ出したころ、イエスが湖の上を歩いて舟に近づいて来られるのを見て、彼らは恐れた。
      6章20節 イエスは言われた。「わたしだ。恐れることはない。」
      6章21節 そこで、彼らはイエスを舟に迎え入れようとした。すると間もなく、舟は目指す地に着いた。

  2. [舟に乗せ]

      マルコによる福音書 6章32節
      6章32節 そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。

  3. [ベトサイダ]

      マタイによる福音書 11章21節
      11章21節 「コラジン、お前は不幸だ。ベトサイダ、お前は不幸だ。お前たちのところで行われた奇跡が、ティルスやシドンで行われていれば、これらの町はとうの昔に粗布をまとい、灰をかぶって悔い改めたにちがいない。