ルカによる福音書12章42節
主は言われた。「主人が召し使いたちの上に立てて、時間どおりに食べ物を分配させることにした忠実で賢い管理人は、いったいだれであろうか。
[→ネストレ引照]
●マタイによる福音書 24章45節 - 51節
          ◆忠実な僕と悪い僕
24章45節 「主人がその家の使用人たちの上に立てて、時間どおり彼らに食事を与えさせることにした忠実で賢い僕は、いったいだれであろうか。
24章46節 主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。
24章47節 はっきり言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるにちがいない。
24章48節 しかし、それが悪い僕で、主人は遅いと思い、
24章49節 仲間を殴り始め、酒飲みどもと一緒に食べたり飲んだりしているとする。
24章50節 もしそうなら、その僕の主人は予想しない日、思いがけない時に帰って来て、
24章51節 彼を厳しく罰し、偽善者たちと同じ目に遭わせる。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」
●ルカによる福音書 16章1節 - 8節
          ◆「不正な管理人」のたとえ
16章1節 イエスは、弟子たちにも次のように言われた。「ある金持ちに一人の管理人がいた。この男が主人の財産を無駄使いしていると、告げ口をする者があった。
16章2節 そこで、主人は彼を呼びつけて言った。『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』
16章3節 管理人は考えた。『どうしようか。主人はわたしから管理の仕事を取り上げようとしている。土を掘る力もないし、物乞いをするのも恥ずかしい。
16章4節 そうだ。こうしよう。管理の仕事をやめさせられても、自分を家に迎えてくれるような者たちを作ればいいのだ。』
16章5節 そこで、管理人は主人に借りのある者を一人一人呼んで、まず最初の人に、『わたしの主人にいくら借りがあるのか』と言った。
16章6節 『油百バトス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。急いで、腰を掛けて、五十バトスと書き直しなさい。』
16章7節 また別の人には、『あなたは、いくら借りがあるのか』と言った。『小麦百コロス』と言うと、管理人は言った。『これがあなたの証文だ。八十コロスと書き直しなさい。』
16章8節 主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。この世の子らは、自分の仲間に対して、光の子らよりも賢くふるまっている。
●コリントの信徒への手紙一 4章1節
          ◆使徒の使命
4章1節 こういうわけですから、人はわたしたちをキリストに仕える者、神の秘められた計画をゆだねられた管理者と考えるべきです。