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新共同訳引照Web版 V2.0

ルカによる福音書22章1節


          ◆イエスを殺す計略   (マタ26:1-5 マタ26:14-16 マコ14:1-2 マコ14:10-11 ヨハ11:45-53 )

さて、過越祭と言われている除酵祭が近づいていた。 [→ネストレ引照]

  1. [(1−2)]

      マタイによる福音書 26章2節 - 5節
      26章2節 「あなたがたも知っているとおり、二日後は過越祭である。人の子は、十字架につけられるために引き渡される。」
      26章3節 そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、
      26章4節 計略を用いてイエスを捕らえ、殺そうと相談した。
      26章5節 しかし彼らは、「民衆の中に騒ぎが起こるといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

      マルコによる福音書 14章1節 - 2節
                ◆イエスを殺す計略
      14章1節 さて、過越祭と除酵祭の二日前になった。祭司長たちや律法学者たちは、なんとか計略を用いてイエスを捕らえて殺そうと考えていた。
      14章2節 彼らは、「民衆が騒ぎだすといけないから、祭りの間はやめておこう」と言っていた。

  2. [過越祭]

      出エジプト記 12章1節 - 27節
                ◆主の過越
      12章1節 エジプトの国で、主はモーセとアロンに言われた。
      12章2節 「この月をあなたたちの正月とし、年の初めの月としなさい。
      12章3節 イスラエルの共同体全体に次のように告げなさい。『今月の十日、人はそれぞれ父の家ごとに、すなわち家族ごとに小羊を一匹用意しなければならない。
      12章4節 もし、家族が少人数で小羊一匹を食べきれない場合には、隣の家族と共に、人数に見合うものを用意し、めいめいの食べる量に見合う小羊を選ばねばならない。
      12章5節 その小羊は、傷のない一歳の雄でなければならない。用意するのは羊でも山羊でもよい。
      12章6節 それは、この月の十四日まで取り分けておき、イスラエルの共同体の会衆が皆で夕暮れにそれを屠り、
      12章7節 その血を取って、小羊を食べる家の入り口の二本の柱と鴨居に塗る。
      12章8節 そしてその夜、肉を火で焼いて食べる。また、酵母を入れないパンを苦菜を添えて食べる。
      12章9節 肉は生で食べたり、煮て食べてはならない。必ず、頭も四肢も内臓も切り離さずに火で焼かねばならない。
      12章10節 それを翌朝まで残しておいてはならない。翌朝まで残った場合には、焼却する。
      12章11節 それを食べるときは、腰帯を締め、靴を履き、杖を手にし、急いで食べる。これが主の過越である。
      12章12節 その夜、わたしはエジプトの国を巡り、人であれ、家畜であれ、エジプトの国のすべての初子を撃つ。また、エジプト/のすべての神々に裁きを行う。わたしは主である。
      12章13節 あなたたちのいる家に塗った血は、あなたたちのしるしとなる。血を見たならば、わたしはあなたたちを過ぎ越す。わたしがエジプトの国を撃つとき、滅ぼす者の災いはあなたたちに及ばない。
      12章14節 この日は、あなたたちにとって記念すべき日となる。あなたたちは、この日を主の祭りとして祝い、代々にわたって守るべき不変の定めとして祝わねばならない。
      12章15節 七日の間、あなたたちは酵母を入れないパンを食べる。まず、祭りの最初の日に家から酵母を取り除く。この日から第七日までの間に酵母入りのパンを食べた者は、すべてイスラエルから断たれる。
      12章16節 最初の日に聖なる集会を開き、第七日にも聖なる集会を開かねばならない。この両日にはいかなる仕事もしてはならない。ただし、それぞれの食事の用意を除く。これだけは行ってもよい。
      12章17節 あなたたちは除酵祭を守らねばならない。なぜなら、まさにこの日に、わたしはあなたたちの部隊をエジプトの国から導き出したからである。それゆえ、この日を代々にわたって守るべき不変の定めとして守らねばならない。
      12章18節 正月の十四日の夕方からその月の二十一日の夕方まで、酵母を入れないパンを食べる。
      12章19節 七日の間、家の中に酵母があってはならない。酵母の入ったものを食べる者は、寄留者であれその土地に生まれた者であれ、すべて、イスラエルの共同体から断たれる。
      12章20節 酵母の入ったものは一切食べてはならない。あなたたちの住む所ではどこでも、酵母を入れないパンを食べねばならない。』」
      12章21節 モーセは、イスラエルの長老をすべて呼び寄せ、彼らに命じた。「さあ、家族ごとに羊を取り、過越の犠牲を屠りなさい。
      12章22節 そして、一束のヒソプを取り、鉢の中の血に浸し、鴨居と入り口の二本の柱に鉢の中の血を塗りなさい。翌朝までだれも家の入り口から出てはならない。
      12章23節 主がエジプト人を撃つために巡るとき、鴨居と二本の柱に塗られた血を御覧になって、その入り口を過ぎ越される。滅ぼす者が家に入って、あなたたちを撃つことがないためである。
      12章24節 あなたたちはこのことを、あなたと子孫のための定めとして、永遠に守らねばならない。
      12章25節 また、主が約束されたとおりあなたたちに与えられる土地に入ったとき、この儀式を守らねばならない。
      12章26節 また、あなたたちの子供が、『この儀式にはどういう意味があるのですか』と尋ねるときは、
      12章27節 こう答えなさい。『これが主の過越の犠牲である。主がエジプト人を撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越し、我々の家を救われたのである』と。」民はひれ伏して礼拝した。

      ヨハネによる福音書 7章4節
      7章4節 公に知られようとしながら、ひそかに行動するような人はいない。こういうことをしているからには、自分を世にはっきり示しなさい。」

      ヨハネによる福音書 11章55節
      11章55節 さて、ユダヤ人の過越祭が近づいた。多くの人が身を清めるために、過越祭の前に地方からエルサレムへ上った。

      ヨハネによる福音書 13章1節
                ◆弟子の足を洗う
      13章1節 さて、過越祭の前のことである。イエスは、この世から父のもとへ移る御自分の時が来たことを悟り、世にいる弟子たちを愛して、この上なく愛し抜かれた。