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新共同訳引照Web版 V2.0

ルカによる福音書23章18節

しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。 [→ネストレ引照]

  1. [18−25]

      マタイによる福音書 27章15節 - 26節
                ◆死刑の判決を受ける
      27章15節 ところで、祭りの度ごとに、総督は民衆の希望する囚人を一人釈放することにしていた。
      27章16節 そのころ、バラバ・イエスという評判の囚人がいた。
      27章17節 ピラトは、人々が集まって来たときに言った。「どちらを釈放してほしいのか。バラバ・イエスか。それともメシアといわれるイエスか。」
      27章18節 人々がイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。
      27章19節 一方、ピラトが裁判の席に着いているときに、妻から伝言があった。「あの正しい人に関係しないでください。その人のことで、わたしは昨夜、夢で随分苦しめられました。」
      27章20節 しかし、祭司長たちや長老たちは、バラバを釈放して、イエスを死刑に処してもらうようにと群衆を説得した。
      27章21節 そこで、総督が、「二人のうち、どちらを釈放してほしいのか」と言うと、人々は、「バラバを」と言った。
      27章22節 ピラトが、「では、メシアといわれているイエスの方は、どうしたらよいか」と言うと、皆は、「十字架につけろ」と言った。
      27章23節 ピラトは、「いったいどんな悪事を働いたというのか」と言ったが、群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び続けた。
      27章24節 ピラトは、それ以上言っても無駄なばかりか、かえって騒動が起こりそうなのを見て、水を持って来させ、群衆の前で手を洗って言った。「この人の血について、わたしには責任がない。お前たちの問題だ。」
      27章25節 民はこぞって答えた。「その血の責任は、我々と子孫にある。」
      27章26節 そこで、ピラトはバラバを釈放し、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

      マルコによる福音書 15章6節 - 15節
                ◆死刑の判決を受ける
      15章6節 ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していた。
      15章7節 さて、暴動のとき人殺しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいた。
      15章8節 群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求し始めた。
      15章9節 そこで、ピラトは、「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」と言った。
      15章10節 祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。
      15章11節 祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。
      15章12節 そこで、ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。
      15章13節 群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」
      15章14節 ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。
      15章15節 ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバを釈放した。そして、イエスを鞭打ってから、十字架につけるために引き渡した。

      ヨハネによる福音書 18章39節 - 40節
      18章39節 ところで、過越祭にはだれか一人をあなたたちに釈放するのが慣例になっている。あのユダヤ人の王を釈放してほしいか。」
      18章40節 すると、彼らは、「その男ではない。バラバを」と大声で言い返した。バラバは強盗であった。