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新共同訳引照Web版 V2.0

ルカによる福音書6章1節


          ◆安息日に麦の穂を摘む   (マタ12:1-8 マコ2:23-28 )

ある安息日に、イエスが麦畑を通って行かれると、弟子たちは麦の穂を摘み、手でもんで食べた。 [→ネストレ引照]

  1. [(1−5)]

      マタイによる福音書 12章1節 - 8節
                ◆安息日に麦の穂を摘む
      12章1節 そのころ、ある安息日にイエスは麦畑を通られた。弟子たちは空腹になったので、麦の穂を摘んで食べ始めた。
      12章2節 ファリサイ派の人々がこれを見て、イエスに、「御覧なさい。あなたの弟子たちは、安息日にしてはならないことをしている」と言った。
      12章3節 そこで、イエスは言われた。「ダビデが自分も供の者たちも空腹だったときに何をしたか、読んだことがないのか。
      12章4節 神の家に入り、ただ祭司のほかには、自分も供の者たちも食べてはならない供えのパンを食べたではないか。
      12章5節 安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟を破っても罪にならない、と律法にあるのを読んだことがないのか。
      12章6節 言っておくが、神殿よりも偉大なものがここにある。
      12章7節 もし、『わたしが求めるのは憐れみであって、いけにえではない』という言葉の意味を知っていれば、あなたたちは罪もない人たちをとがめなかったであろう。
      12章8節 人の子は安息日の主なのである。」

      マルコによる福音書 2章23節 - 28節
                ◆安息日に麦の穂を摘む
      2章23節 ある安息日に、イエスが麦畑を通って行かれると、弟子たちは歩きながら麦の穂を摘み始めた。
      2章24節 ファリサイ派の人々がイエスに、「御覧なさい。なぜ、彼らは安息日にしてはならないことをするのか」と言った。
      2章25節 イエスは言われた。「ダビデが、自分も供の者たちも、食べ物がなくて空腹だったときに何をしたか、一度も読んだことがないのか。
      2章26節 アビアタルが大祭司であったとき、ダビデは神の家に入り、祭司のほかにはだれも食べてはならない供えのパンを食べ、一緒にいた者たちにも与えたではないか。」
      2章27節 そして更に言われた。「安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。
      2章28節 だから、人の子は安息日の主でもある。」

  2. [麦畑]

      申命記 23章26節
      23章26節 隣人の麦畑に入るときは、手で穂を摘んでもよいが、その麦畑で鎌を使ってはならない。