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新共同訳引照Web版 V2.0

ルカによる福音書7章1節


          ◆百人隊長の僕をいやす   (マタ8:5-13 ヨハ4:43-54 )

イエスは、民衆にこれらの言葉をすべて話し終えてから、カファルナウムに入られた。 [→ネストレ引照]

  1. [(1−10)]

      マタイによる福音書 8章5節 - 13節
                ◆百人隊長の僕をいやす
      8章5節 さて、イエスがカファルナウムに入られると、一人の百人隊長が近づいて来て懇願し、
      8章6節 「主よ、わたしの僕が中風で家に寝込んで、ひどく苦しんでいます」と言った。
      8章7節 そこでイエスは、「わたしが行って、いやしてあげよう」と言われた。
      8章8節 すると、百人隊長は答えた。「主よ、わたしはあなたを自分の屋根の下にお迎えできるような者ではありません。ただ、ひと言おっしゃってください。そうすれば、わたしの僕はいやされます。
      8章9節 わたしも権威の下にある者ですが、わたしの下には兵隊がおり、一人に『行け』と言えば行きますし、他の一人に『来い』と言えば来ます。また、部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」
      8章10節 イエスはこれを聞いて感心し、従っていた人々に言われた。「はっきり言っておく。イスラエルの中でさえ、わたしはこれほどの信仰を見たことがない。
      8章11節 言っておくが、いつか、東や西から大勢の人が来て、天の国でアブラハム、イサク、ヤコブと共に宴会の席に着く。
      8章12節 だが、御国の子らは、外の暗闇に追い出される。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」
      8章13節 そして、百人隊長に言われた。「帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。」ちょうどそのとき、僕の病気はいやされた。

      ヨハネによる福音書 4章46節 - 54節
      4章46節 イエスは、再びガリラヤのカナに行かれた。そこは、前にイエスが水をぶどう酒に変えられた所である。さて、カファルナウムに王の役人がいて、その息子が病気であった。
      4章47節 この人は、イエスがユダヤからガリラヤに来られたと聞き、イエスのもとに行き、カファルナウムまで下って来て息子をいやしてくださるように頼んだ。息子が死にかかっていたからである。
      4章48節 イエスは役人に、「あなたがたは、しるしや不思議な業を見なければ、決して信じない」と言われた。
      4章49節 役人は、「主よ、子供が死なないうちに、おいでください」と言った。
      4章50節 イエスは言われた。「帰りなさい。あなたの息子は生きる。」その人は、イエスの言われた言葉を信じて帰って行った。
      4章51節 ところが、下って行く途中、僕たちが迎えに来て、その子が生きていることを告げた。
      4章52節 そこで、息子の病気が良くなった時刻を尋ねると、僕たちは、「きのうの午後一時に熱が下がりました」と言った。
      4章53節 それは、イエスが「あなたの息子は生きる」と言われたのと同じ時刻であることを、この父親は知った。そして、彼もその家族もこぞって信じた。
      4章54節 これは、イエスがユダヤからガリラヤに来てなされた、二回目のしるしである。

  2. [これらの言葉をすべて話し終えて]

      マタイによる福音書 7章28節
      7章28節 イエスがこれらの言葉を語り終えられると、群衆はその教えに非常に驚いた。