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新共同訳引照Web版 V2.0

ヨハネによる福音書19章17節

イエスは、自ら十字架を背負い、いわゆる「されこうべの場所」、すなわちヘブライ語でゴルゴタという所へ向かわれた。

  1. [17−24]

      マタイによる福音書 27章33節 - 44節
      27章33節 そして、ゴルゴタという所、すなわち「されこうべの場所」に着くと、
      27章34節 苦いものを混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはなめただけで、飲もうとされなかった。
      27章35節 彼らはイエスを十字架につけると、くじを引いてその服を分け合い、
      27章36節 そこに座って見張りをしていた。
      27章37節 イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王イエスである」と書いた罪状書きを掲げた。
      27章38節 折から、イエスと一緒に二人の強盗が、一人は右にもう一人は左に、十字架につけられていた。
      27章39節 そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって、
      27章40節 言った。「神殿を打ち倒し、三日で建てる者、神の子なら、自分を救ってみろ。そして十字架から降りて来い。」
      27章41節 同じように、祭司長たちも律法学者たちや長老たちと一緒に、イエスを侮辱して言った。
      27章42節 「他人は救ったのに、自分は救えない。イスラエルの王だ。今すぐ十字架から降りるがいい。そうすれば、信じてやろう。
      27章43節 神に頼っているが、神の御心ならば、今すぐ救ってもらえ。『わたしは神の子だ』と言っていたのだから。」
      27章44節 一緒に十字架につけられた強盗たちも、同じようにイエスをののしった。

      マルコによる福音書 15章22節 - 32節
      15章22節 そして、イエスをゴルゴタという所――その意味は「されこうべの場所」――に連れて行った。
      15章23節 没薬を混ぜたぶどう酒を飲ませようとしたが、イエスはお受けにならなかった。
      15章24節 それから、兵士たちはイエスを十字架につけて、/その服を分け合った、/だれが何を取るかをくじ引きで決めてから。
      15章25節 イエスを十字架につけたのは、午前九時であった。
      15章26節 罪状書きには、「ユダヤ人の王」と書いてあった。
      15章27節 また、イエスと一緒に二人の強盗を、一人は右にもう一人は左に、十字架につけた。
      15章28節 (†底本に節が欠落 異本訳)こうして、「その人は犯罪人の一人に数えられた」という聖書の言葉が実現した。
      15章29節 そこを通りかかった人々は、頭を振りながらイエスをののしって言った。「おやおや、神殿を打ち倒し、三日で建てる者、
      15章30節 十字架から降りて自分を救ってみろ。」
      15章31節 同じように、祭司長たちも律法学者たちと一緒になって、代わる代わるイエスを侮辱して言った。「他人は救ったのに、自分は救えない。
      15章32節 メシア、イスラエルの王、今すぐ十字架から降りるがいい。それを見たら、信じてやろう。」一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

      ルカによる福音書 23章33節 - 43節
      23章33節 「されこうべ」と呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。
      23章34節 〔そのとき、イエスは言われた。「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」〕人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った。
      23章35節 民衆は立って見つめていた。議員たちも、あざ笑って言った。「他人を救ったのだ。もし神からのメシアで、選ばれた者なら、自分を救うがよい。」
      23章36節 兵士たちもイエスに近寄り、酸いぶどう酒を突きつけながら侮辱して、
      23章37節 言った。「お前がユダヤ人の王なら、自分を救ってみろ。」
      23章38節 イエスの頭の上には、「これはユダヤ人の王」と書いた札も掲げてあった。
      23章39節 十字架にかけられていた犯罪人の一人が、イエスをののしった。「お前はメシアではないか。自分自身と我々を救ってみろ。」
      23章40節 すると、もう一人の方がたしなめた。「お前は神をも恐れないのか、同じ刑罰を受けているのに。
      23章41節 我々は、自分のやったことの報いを受けているのだから、当然だ。しかし、この方は何も悪いことをしていない。」
      23章42節 そして、「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、わたしを思い出してください」と言った。
      23章43節 するとイエスは、「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」と言われた。

  2. [自ら十字架を背負い]

      マタイによる福音書 27章32節
                ◆十字架につけられる
      27章32節 兵士たちは出て行くと、シモンという名前のキレネ人に出会ったので、イエスの十字架を無理に担がせた。

      マルコによる福音書 15章21節
                ◆十字架につけられる
      15章21節 そこへ、アレクサンドロとルフォスとの父でシモンというキレネ人が、田舎から出て来て通りかかったので、兵士たちはイエスの十字架を無理に担がせた。

      ルカによる福音書 14章27節
      14章27節 自分の十字架を背負ってついて来る者でなければ、だれであれ、わたしの弟子ではありえない。

      ルカによる福音書 23章26節
                ◆十字架につけられる
      23章26節 人々はイエスを引いて行く途中、田舎から出て来たシモンというキレネ人を捕まえて、十字架を背負わせ、イエスの後ろから運ばせた。

  3. [「されこうべの場所」]

      ルカによる福音書 23章33節
      23章33節 「されこうべ」と呼ばれている所に来ると、そこで人々はイエスを十字架につけた。犯罪人も、一人は右に一人は左に、十字架につけた。

  4. [ヘブライ語]

      ヨハネによる福音書 19章13節
      19章13節 ピラトは、これらの言葉を聞くと、イエスを外に連れ出し、ヘブライ語でガバタ、すなわち「敷石」という場所で、裁判の席に着かせた。

  5. [向かわれる]

      ヘブライ人への手紙 13章12節
      13章12節 それで、イエスもまた、御自分の血で民を聖なる者とするために、門の外で苦難に遭われたのです。