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新共同訳引照Web版 V2.0

ヨハネによる福音書19章31節


          ◆イエスのわき腹を槍で突く

その日は準備の日で、翌日は特別の安息日であったので、ユダヤ人たちは、安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために、足を折って取り降ろすように、ピラトに願い出た。 [→ネストレ引照]

  1. [準備の日]

      ヨハネによる福音書 19章14節
      19章14節 それは過越祭の準備の日の、正午ごろであった。ピラトがユダヤ人たちに、「見よ、あなたたちの王だ」と言うと、

      ヨハネによる福音書 19章42節
      19章42節 その日はユダヤ人の準備の日であり、この墓が近かったので、そこにイエスを納めた。

  2. [翌日は特別の安息日]

      出エジプト記 12章16節
      12章16節 最初の日に聖なる集会を開き、第七日にも聖なる集会を開かねばならない。この両日にはいかなる仕事もしてはならない。ただし、それぞれの食事の用意を除く。これだけは行ってもよい。

  3. [安息日に遺体を十字架の上に残しておかないために]

      申命記 21章23節
      21章23節 死体を木にかけたまま夜を過ごすことなく、必ずその日のうちに埋めねばならない。木にかけられた死体は、神に呪われたものだからである。あなたは、あなたの神、主が嗣業として与えられる土地を汚してはならない。

      ヨシュア記 8章29節
      8章29節 ヨシュアはまた、アイの王を木にかけて夕方までさらし、太陽の沈むころ、命じてその死体を木から下ろさせ、町の門の入り口に投げ捨て、それを覆う大きな石塚を築かせた。それは今日まで残っている。

      ヨシュア記 10章26節 - 27節
      10章26節 ヨシュアはその後、彼らを打ち殺し、五本の木にかけ、夕方までさらしておいた。
      10章27節 しかし、太陽の沈むころ、ヨシュアは命じてその死体を木から下ろさせ、彼らが隠れていた洞穴に投げ入れ、入り口を大きな石でふさいだ。それは、今日まで残っている。

      ヨハネによる福音書 19章32節
      19章32節 そこで、兵士たちが来て、イエスと一緒に十字架につけられた最初の男と、もう一人の男との足を折った。

      ヨハネによる福音書 19章38節
                ◆墓に葬られる
      19章38節 その後、イエスの弟子でありながら、ユダヤ人たちを恐れて、そのことを隠していたアリマタヤ出身のヨセフが、イエスの遺体を取り降ろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトが許したので、ヨセフは行って遺体を取り降ろした。

      ヨハネによる福音書 19章40節
      19章40節 彼らはイエスの遺体を受け取り、ユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料を添えて亜麻布で包んだ。

      ヨハネによる福音書 20章12節
      20章12節 イエスの遺体の置いてあった所に、白い衣を着た二人の天使が見えた。一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。