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新共同訳引照Web版 V2.0

使徒言行録10章9節


          ◆ペトロ、ヤッファで幻を見る

翌日、この三人が旅をしてヤッファの町に近づいたころ、ペトロは祈るため屋上に上がった。昼の十二時ごろである。 [→ネストレ引照]

  1. [9−32]

      使徒言行録 11章5節 - 14節
      11章5節 「わたしがヤッファの町にいて祈っていると、我を忘れたようになって幻を見ました。大きな布のような入れ物が、四隅でつるされて、天からわたしのところまで下りて来たのです。
      11章6節 その中をよく見ると、地上の獣、野獣、這うもの、空の鳥などが入っていました。
      11章7節 そして、『ペトロよ、身を起こし、屠って食べなさい』と言う声を聞きましたが、
      11章8節 わたしは言いました。『主よ、とんでもないことです。清くない物、汚れた物は口にしたことがありません。』
      11章9節 すると、『神が清めた物を、清くないなどと、あなたは言ってはならない』と、再び天から声が返って来ました。
      11章10節 こういうことが三度あって、また全部の物が天に引き上げられてしまいました。
      11章11節 そのとき、カイサリアからわたしのところに差し向けられた三人の人が、わたしたちのいた家に到着しました。
      11章12節 すると、“霊”がわたしに、『ためらわないで一緒に行きなさい』と言われました。ここにいる六人の兄弟も一緒に来て、わたしたちはその人の家に入ったのです。
      11章13節 彼は、自分の家に天使が立っているのを見たこと、また、その天使が、こう告げたことを話してくれました。『ヤッファに人を送って、ペトロと呼ばれるシモンを招きなさい。
      11章14節 あなたと家族の者すべてを救う言葉をあなたに話してくれる。』

  2. [屋上]

      エレミヤ書 19章13節
      19章13節 エルサレムの家々、ユダの王たちの家々は、トフェトのように汚れたものとなる。これらの家はすべて、屋上で人々が天の万象に香をたき、他の神々にぶどう酒の献げ物をささげた家だ。」

      エレミヤ書 32章29節
      32章29節 この都を攻撃しているカルデア人が突入し、火を放って焼き払う。屋上でバアルに香をたき、また他の神々に酒を供えて、わたしを怒らせた多くの家を焼き払う。

      ゼファニヤ書 1章5節
      1章5節 屋上で天の万象を拝む者/主を拝み、主に誓いを立てながら/マルカムにも誓いを立てる者

      マタイによる福音書 24章17節
      24章17節 屋上にいる者は、家にある物を取り出そうとして下に降りてはならない。

  3. [昼の十二時ごろ]

      詩篇 55章18節
      55章18節 夕べも朝も、そして昼も、わたしは悩んで呻く。神はわたしの声を聞いてくださる。