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新共同訳引照Web版 V2.0

使徒言行録24章27節

さて、二年たって、フェリクスの後任者としてポルキウス・フェストゥスが赴任したが、フェリクスは、ユダヤ人に気に入られようとして、パウロを監禁したままにしておいた。 [→ネストレ引照]

  1. [ポルキウス・フェストゥス]

      使徒言行録 25章1節
                ◆パウロ、皇帝に上訴する
      25章1節 フェストゥスは、総督として着任して三日たってから、カイサリアからエルサレムへ上った。

      使徒言行録 25章4節
      25章4節 ところがフェストゥスは、パウロはカイサリアで監禁されており、自分も間もなくそこへ帰るつもりであると答え、

      使徒言行録 25章9節
      25章9節 しかし、フェストゥスはユダヤ人に気に入られようとして、パウロに言った。「お前は、エルサレムに上って、そこでこれらのことについて、わたしの前で裁判を受けたいと思うか。」

      使徒言行録 25章12節 - 14節
      25章12節 そこで、フェストゥスは陪審の人々と協議してから、「皇帝に上訴したのだから、皇帝のもとに出頭するように」と答えた。
                ◆パウロ、アグリッパ王の前に引き出される
      25章13節 数日たって、アグリッパ王とベルニケが、フェストゥスに敬意を表するためにカイサリアに来た。
      25章14節 彼らが幾日もそこに滞在していたので、フェストゥスはパウロの件を王に持ち出して言った。「ここに、フェリクスが囚人として残していった男がいます。

      使徒言行録 25章22節 - 24節
      25章22節 そこで、アグリッパがフェストゥスに、「わたしも、その男の言うことを聞いてみたいと思います」と言うと、フェストゥスは、「明日、お聞きになれます」と言った。
      25章23節 翌日、アグリッパとベルニケが盛装して到着し、千人隊長たちや町のおもだった人々と共に謁見室に入ると、フェストゥスの命令でパウロが引き出された。
      25章24節 そこで、フェストゥスは言った。「アグリッパ王、ならびに列席の諸君、この男を御覧なさい。ユダヤ人がこぞってもう生かしておくべきではないと叫び、エルサレムでもこの地でもわたしに訴え出ているのは、この男のことです。

      使徒言行録 26章24節 - 25節
                ◆パウロ、アグリッパ王に信仰を勧める
      26章24節 パウロがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロ、お前は頭がおかしい。学問のしすぎで、おかしくなったのだ。」
      26章25節 パウロは言った。「フェストゥス閣下、わたしは頭がおかしいわけではありません。真実で理にかなったことを話しているのです。

  2. [ユダヤ人に気に入られようとして]

      箴言 29章26節
      29章26節 支配者の御機嫌をうかがう者は多い。しかし、人を裁くのは主である。

      使徒言行録 25章9節
      25章9節 しかし、フェストゥスはユダヤ人に気に入られようとして、パウロに言った。「お前は、エルサレムに上って、そこでこれらのことについて、わたしの前で裁判を受けたいと思うか。」

      ガラテヤの信徒への手紙 1章10節
      1章10節 こんなことを言って、今わたしは人に取り入ろうとしているのでしょうか。それとも、神に取り入ろうとしているのでしょうか。あるいは、何とかして人の気に入ろうとあくせくしているのでしょうか。もし、今なお人の気に入ろうとしているなら、わたしはキリストの僕ではありません。

  3. [監禁したままにしておいた]

      使徒言行録 23章35節
      23章35節 「お前を告発する者たちが到着してから、尋問することにする」と言った。そして、ヘロデの官邸にパウロを留置しておくように命じた。

      使徒言行録 25章1節
                ◆パウロ、皇帝に上訴する
      25章1節 フェストゥスは、総督として着任して三日たってから、カイサリアからエルサレムへ上った。