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新共同訳引照Web版 V2.0

ローマの信徒への手紙7章7節


          ◆内在する罪の問題

では、どういうことになるのか。律法は罪であろうか。決してそうではない。しかし、律法によらなければ、わたしは罪を知らなかったでしょう。たとえば、律法が「むさぼるな」と言わなかったら、わたしはむさぼりを知らなかったでしょう。 [→ネストレ引照]

  1. [では、どういうことになるのか]

      ローマの信徒への手紙 3章5節
      3章5節 しかし、わたしたちの不義が神の義を明らかにするとしたら、それに対して何と言うべきでしょう。人間の論法に従って言いますが、怒りを発する神は正しくないのですか。

  2. [決してそうではない]

      ルカによる福音書 20章16節
      20章16節 戻って来て、この農夫たちを殺し、ぶどう園をほかの人たちに与えるにちがいない。」彼らはこれを聞いて、「そんなことがあってはなりません」と言った。

      ローマの信徒への手紙 6章15節
                ◆義の奴隷
      6章15節 では、どうなのか。わたしたちは、律法の下ではなく恵みの下にいるのだから、罪を犯してよいということでしょうか。決してそうではない。

  3. [律法によらなければ、わたしは罪を知らなかったでしょう]

      ローマの信徒への手紙 3章20節
      3章20節 なぜなら、律法を実行することによっては、だれ一人神の前で義とされないからです。律法によっては、罪の自覚しか生じないのです。

  4. [「むさぼるな」]

      出エジプト記 20章17節
      20章17節 隣人の家を欲してはならない。隣人の妻、男女の奴隷、牛、ろばなど隣人のものを一切欲してはならない。」

      申命記 5章21節
      5章21節 あなたの隣人の妻を欲してはならない。隣人の家、畑、男女の奴隷、牛、ろばなど、隣人のものを一切欲しがってはならない。」