-bgcolor

新共同訳引照Web版 V2.0

ヨハネの黙示録18章7節

彼女がおごり高ぶって、/ぜいたくに暮らしていたのと、/同じだけの苦しみと悲しみを、/彼女に与えよ。彼女は心の中でこう言っているからである。『わたしは、女王の座に着いており、/やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』 [→ネストレ引照]

  1. [彼女がおごり高ぶって、/ぜいたくに暮らしていた]

      エゼキエル書 28章2節 - 8節
      28章2節 「人の子よ、ティルスの君主に向かって言いなさい。主なる神はこう言われる。お前の心は高慢になり、そして言った。『わたしは神だ。わたしは海の真ん中にある神々の住みかに住まう』と。しかし、お前は人であって神ではない。ただ、自分の心が神の心のようだ、と思い込んでいるだけだ。
      28章3節 お前はダニエルよりも賢く、いかなる奥義もお前には隠されていない。
      28章4節 お前は知恵と悟りによって富を積み、金銀を宝庫に蓄えた。
      28章5節 お前は取り引きに知恵を大いに働かせて富を増し加え、お前の心は富のゆえに高慢になった。
      28章6節 それゆえ、主なる神はこう言われる。お前は自分の心が神の心のようだと思い込んでいる。
      28章7節 それゆえ、わたしはお前に対して諸国の中でも最も暴虐な外国人を立ち向かわせる。彼らはお前の知恵の誇りに向かって剣を抜き、お前の栄華を汚し、
      28章8節 お前を陰府に突き落とす。お前は海の真ん中で切り倒されて死ぬ。

  2. [『わたしは、女王の座に着いており、/やもめなどではない。決して悲しい目に遭いはしない。』]

      イザヤ書 47章7節 - 8節
      47章7節 わたしは永遠に女王だ、とお前は言い/何事も心に留めず、終わりの事を思わなかった。
      47章8節 今、これを聞くがよい/快楽に浸り、安んじて座る女よ。わたしだけ/わたしのほかにはだれもいない、と言い/わたしはやもめになることなく/子を失うこともない、と心に言う者よ。

      ゼファニヤ書 2章15節
      2章15節 これが、かつてにぎやかであった都だろうか。かつて、人々は安らかに住み、心の中で/「わたしだけだ。わたしのほかにだれもいない」と言っていた。どうして、都は荒れ果て/獣の伏す所となってしまったのか。ここを通り過ぎる者は皆/驚きのあまり、口笛を吹き、手を横に振る。

  3. [やもめ]

      哀歌 1章1節
                ◆第一の歌(アルファベットによる詩)
      1章1節 なにゆえ、独りで座っているのか/人に溢れていたこの都が。やもめとなってしまったのか/多くの民の女王であったこの都が。奴隷となってしまったのか/国々の姫君であったこの都が。