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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

マタイによる福音書26章57節

          ◆最高法院で裁判を受ける

人々はイエスを捕らえると、大祭司カイアファのところへ連れて行った。そこには、律法学者たちや長老たちが集まっていた。

  1. [(57−68)]

    マルコによる福音書 14章53節 - 65節
              ◆最高法院で裁判を受ける
    14章53節 人々は、イエスを大祭司のところへ連れて行った。祭司長、長老、律法学者たちが皆、集まって来た。
    14章54節 ペトロは遠く離れてイエスに従い、大祭司の屋敷の中庭まで入って、下役たちと一緒に座って、火にあたっていた。
    14章55節 祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にするためイエスにとって不利な証言を求めたが、得られなかった。
    14章56節 多くの者がイエスに不利な偽証をしたが、その証言は食い違っていたからである。
    14章57節 すると、数人の者が立ち上がって、イエスに不利な偽証をした。
    14章58節 「この男が、『わたしは人間の手で造ったこの神殿を打ち倒し、三日あれば、手で造らない別の神殿を建ててみせる』と言うのを、わたしたちは聞きました。」
    14章59節 しかし、この場合も、彼らの証言は食い違った。
    14章60節 そこで、大祭司は立ち上がり、真ん中に進み出て、イエスに尋ねた。「何も答えないのか、この者たちがお前に不利な証言をしているが、どうなのか。」
    14章61節 しかし、イエスは黙り続け何もお答えにならなかった。そこで、重ねて大祭司は尋ね、「お前はほむべき方の子、メシアなのか」と言った。
    14章62節 イエスは言われた。「そうです。あなたたちは、人の子が全能の神の右に座り、/天の雲に囲まれて来るのを見る。」
    14章63節 大祭司は、衣を引き裂きながら言った。「これでもまだ証人が必要だろうか。
    14章64節 諸君は冒涜の言葉を聞いた。どう考えるか。」一同は、死刑にすべきだと決議した。
    14章65節 それから、ある者はイエスに唾を吐きかけ、目隠しをしてこぶしで殴りつけ、「言い当ててみろ」と言い始めた。また、下役たちは、イエスを平手で打った。

  2. [(57−68)]

    ルカによる福音書 22章54節 - 55節
              ◆イエス、逮捕されるペトロ、イエスを知らないと言う
    22章54節 人々はイエスを捕らえ、引いて行き、大祭司の家に連れて入った。ペトロは遠く離れて従った。
    22章55節 人々が屋敷の中庭の中央に火をたいて、一緒に座っていたので、ペトロも中に混じって腰を下ろした。

  3. [(57−68)]

    ルカによる福音書 22章63節 - 71節
              ◆暴行を受ける
    22章63節 さて、見張りをしていた者たちは、イエスを侮辱したり殴ったりした。
    22章64節 そして目隠しをして、「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と尋ねた。
    22章65節 そのほか、さまざまなことを言ってイエスをののしった。
              ◆最高法院で裁判を受ける
    22章66節 夜が明けると、民の長老会、祭司長たちや律法学者たちが集まった。そして、イエスを最高法院に連れ出して、
    22章67節 「お前がメシアなら、そうだと言うがよい」と言った。イエスは言われた。「わたしが言っても、あなたたちは決して信じないだろう。
    22章68節 わたしが尋ねても、決して答えないだろう。
    22章69節 しかし、今から後、人の子は全能の神の右に座る。」
    22章70節 そこで皆の者が、「では、お前は神の子か」と言うと、イエスは言われた。「わたしがそうだとは、あなたたちが言っている。」
    22章71節 人々は、「これでもまだ証言が必要だろうか。我々は本人の口から聞いたのだ」と言った。

  4. [(57−68)]

    ヨハネによる福音書 18章13節 - 24節
    18章13節 まず、アンナスのところへ連れて行った。彼が、その年の大祭司カイアファのしゅうとだったからである。
    18章14節 一人の人間が民の代わりに死ぬ方が好都合だと、ユダヤ人たちに助言したのは、このカイアファであった。
              ◆ペトロ、イエスを知らないと言う
    18章15節 シモン・ペトロともう一人の弟子は、イエスに従った。この弟子は大祭司の知り合いだったので、イエスと一緒に大祭司の屋敷の中庭に入ったが、
    18章16節 ペトロは門の外に立っていた。大祭司の知り合いである、そのもう一人の弟子は、出て来て門番の女に話し、ペトロを中に入れた。
    18章17節 門番の女中はペトロに言った。「あなたも、あの人の弟子の一人ではありませんか。」ペトロは、「違う」と言った。
    18章18節 僕や下役たちは、寒かったので炭火をおこし、そこに立って火にあたっていた。ペトロも彼らと一緒に立って、火にあたっていた。
              ◆大祭司、イエスを尋問する
    18章19節 大祭司はイエスに弟子のことや教えについて尋ねた。
    18章20節 イエスは答えられた。「わたしは、世に向かって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる会堂や神殿の境内で教えた。ひそかに話したことは何もない。
    18章21節 なぜ、わたしを尋問するのか。わたしが何を話したかは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。その人々がわたしの話したことを知っている。」
    18章22節 イエスがこう言われると、そばにいた下役の一人が、「大祭司に向かって、そんな返事のしかたがあるか」と言って、イエスを平手で打った。
    18章23節 イエスは答えられた。「何か悪いことをわたしが言ったのなら、その悪いところを証明しなさい。正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか。」
    18章24節 アンナスは、イエスを縛ったまま、大祭司カイアファのもとに送った。

  5. [ --- ]

    マタイによる福音書 26章3節!
    26章3節 そのころ、祭司長たちや民の長老たちは、カイアファという大祭司の屋敷に集まり、