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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

マタイによる福音書27章15節

          ◆死刑の判決を受ける

ところで、祭りの度ごとに、総督は民衆の希望する囚人を一人釈放することにしていた。

  1. [(15−23)]

    マルコによる福音書 15章6節 - 14節
              ◆死刑の判決を受ける
    15章6節 ところで、祭りの度ごとに、ピラトは人々が願い出る囚人を一人釈放していた。
    15章7節 さて、暴動のとき人殺しをして投獄されていた暴徒たちの中に、バラバという男がいた。
    15章8節 群衆が押しかけて来て、いつものようにしてほしいと要求し始めた。
    15章9節 そこで、ピラトは、「あのユダヤ人の王を釈放してほしいのか」と言った。
    15章10節 祭司長たちがイエスを引き渡したのは、ねたみのためだと分かっていたからである。
    15章11節 祭司長たちは、バラバの方を釈放してもらうように群衆を扇動した。
    15章12節 そこで、ピラトは改めて、「それでは、ユダヤ人の王とお前たちが言っているあの者は、どうしてほしいのか」と言った。
    15章13節 群衆はまた叫んだ。「十字架につけろ。」
    15章14節 ピラトは言った。「いったいどんな悪事を働いたというのか。」群衆はますます激しく、「十字架につけろ」と叫び立てた。

  2. [(15−23)]

    ルカによる福音書 23章17節 - 23節
    23章17節 (†底本に節が欠落 異本訳)祭りの度ごとに、ピラトは、囚人を一人彼らに釈放してやらなければならなかった。
    23章18節 しかし、人々は一斉に、「その男を殺せ。バラバを釈放しろ」と叫んだ。
    23章19節 このバラバは、都に起こった暴動と殺人のかどで投獄されていたのである。
    23章20節 ピラトはイエスを釈放しようと思って、改めて呼びかけた。
    23章21節 しかし人々は、「十字架につけろ、十字架につけろ」と叫び続けた。
    23章22節 ピラトは三度目に言った。「いったい、どんな悪事を働いたと言うのか。この男には死刑に当たる犯罪は何も見つからなかった。だから、鞭で懲らしめて釈放しよう。」
    23章23節 ところが人々は、イエスを十字架につけるようにあくまでも大声で要求し続けた。その声はますます強くなった。

  3. [(15−23)]

    ヨハネによる福音書 18章39節 - 40節
    18章39節 ところで、過越祭にはだれか一人をあなたたちに釈放するのが慣例になっている。あのユダヤ人の王を釈放してほしいか。」
    18章40節 すると、彼らは、「その男ではない。バラバを」と大声で言い返した。バラバは強盗であった。