マタイによる福音書3章9節
『我々の父はアブラハムだ』などと思ってもみるな。言っておくが、神はこんな石からでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。
●ローマの信徒への手紙 2章17節 - 29節
          ◆ユダヤ人と律法
2章17節 ところで、あなたはユダヤ人と名乗り、律法に頼り、神を誇りとし、
2章18節 その御心を知り、律法によって教えられて何をなすべきかをわきまえています。
2章19節 -20節また、律法の中に、知識と真理が具体的に示されていると考え、盲人の案内者、闇の中にいる者の光、無知な者の導き手、未熟な者の教師であると自負しています。
2章21節 それならば、あなたは他人には教えながら、自分には教えないのですか。「盗むな」と説きながら、盗むのですか。
2章22節 「姦淫するな」と言いながら、姦淫を行うのですか。偶像を忌み嫌いながら、神殿を荒らすのですか。
2章23節 あなたは律法を誇りとしながら、律法を破って神を侮っている。
2章24節 「あなたたちのせいで、神の名は異邦人の中で汚されている」と書いてあるとおりです。
2章25節 あなたが受けた割礼も、律法を守ればこそ意味があり、律法を破れば、それは割礼を受けていないのと同じです。
2章26節 だから、割礼を受けていない者が、律法の要求を実行すれば、割礼を受けていなくても、受けた者と見なされるのではないですか。
2章27節 そして、体に割礼を受けていなくても律法を守る者が、あなたを裁くでしょう。あなたは律法の文字を所有し、割礼を受けていながら、律法を破っているのですから。
2章28節 外見上のユダヤ人がユダヤ人ではなく、また、肉に施された外見上の割礼が割礼ではありません。
2章29節 内面がユダヤ人である者こそユダヤ人であり、文字ではなく“霊”によって心に施された割礼こそ割礼なのです。その誉れは人からではなく、神から来るのです。
●ローマの信徒への手紙 4章12節
4章12節 更にまた、彼は割礼を受けた者の父、すなわち、単に割礼を受けているだけでなく、わたしたちの父アブラハムが割礼以前に持っていた信仰の模範に従う人々の父ともなったのです。
●ガラテヤの信徒への手紙 3章7節
3章7節 だから、信仰によって生きる人々こそ、アブラハムの子であるとわきまえなさい。
●ルカによる福音書 3章8節!
3章8節 悔い改めにふさわしい実を結べ。『我々の父はアブラハムだ』などという考えを起こすな。言っておくが、神はこんな石ころからでも、アブラハムの子たちを造り出すことがおできになる。