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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

マタイによる福音書5章1節

          ◆山上の説教を始める

イエスはこの群衆を見て、山に登られた。腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。

  1. [(5・1〜7・29)]

    ルカによる福音書 6章20節 - 49節
              ◆幸いと不幸
    6章20節 さて、イエスは目を上げ弟子たちを見て言われた。「貧しい人々は、幸いである、/神の国はあなたがたのものである。
    6章21節 今飢えている人々は、幸いである、/あなたがたは満たされる。今泣いている人々は、幸いである、/あなたがたは笑うようになる。
    6章22節 人々に憎まれるとき、また、人の子のために追い出され、ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。
    6章23節 その日には、喜び踊りなさい。天には大きな報いがある。この人々の先祖も、預言者たちに同じことをしたのである。
    6章24節 しかし、富んでいるあなたがたは、不幸である、/あなたがたはもう慰めを受けている。
    6章25節 今満腹している人々、あなたがたは、不幸である、/あなたがたは飢えるようになる。今笑っている人々は、不幸である、/あなたがたは悲しみ泣くようになる。
    6章26節 すべての人にほめられるとき、あなたがたは不幸である。この人々の先祖も、偽預言者たちに同じことをしたのである。」
              ◆敵を愛しなさい
    6章27節 「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。
    6章28節 悪口を言う者に祝福を祈り、あなたがたを侮辱する者のために祈りなさい。
    6章29節 あなたの頬を打つ者には、もう一方の頬をも向けなさい。上着を奪い取る者には、下着をも拒んではならない。
    6章30節 求める者には、だれにでも与えなさい。あなたの持ち物を奪う者から取り返そうとしてはならない。
    6章31節 人にしてもらいたいと思うことを、人にもしなさい。
    6章32節 自分を愛してくれる人を愛したところで、あなたがたにどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。
    6章33節 また、自分によくしてくれる人に善いことをしたところで、どんな恵みがあろうか。罪人でも同じことをしている。
    6章34節 返してもらうことを当てにして貸したところで、どんな恵みがあろうか。罪人さえ、同じものを返してもらおうとして、罪人に貸すのである。
    6章35節 しかし、あなたがたは敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方の子となる。いと高き方は、恩を知らない者にも悪人にも、情け深いからである。
    6章36節 あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」
              ◆人を裁くな
    6章37節 「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。
    6章38節 与えなさい。そうすれば、あなたがたにも与えられる。押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、ふところに入れてもらえる。あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」
    6章39節 イエスはまた、たとえを話された。「盲人が盲人の道案内をすることができようか。二人とも穴に落ち込みはしないか。
    6章40節 弟子は師にまさるものではない。しかし、だれでも、十分に修行を積めば、その師のようになれる。
    6章41節 あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。
    6章42節 自分の目にある丸太を見ないで、兄弟に向かって、『さあ、あなたの目にあるおが屑を取らせてください』と、どうして言えるだろうか。偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目にあるおが屑を取り除くことができる。」
              ◆実によって木を知る
    6章43節 「悪い実を結ぶ良い木はなく、また、良い実を結ぶ悪い木はない。
    6章44節 木は、それぞれ、その結ぶ実によって分かる。茨からいちじくは採れないし、野ばらからぶどうは集められない。
    6章45節 善い人は良いものを入れた心の倉から良いものを出し、悪い人は悪いものを入れた倉から悪いものを出す。人の口は、心からあふれ出ることを語るのである。」
              ◆家と土台
    6章46節 「わたしを『主よ、主よ』と呼びながら、なぜわたしの言うことを行わないのか。
    6章47節 わたしのもとに来て、わたしの言葉を聞き、それを行う人が皆、どんな人に似ているかを示そう。
    6章48節 それは、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を置いて家を建てた人に似ている。洪水になって川の水がその家に押し寄せたが、しっかり建ててあったので、揺り動かすことができなかった。
    6章49節 しかし、聞いても行わない者は、土台なしで地面に家を建てた人に似ている。川の水が押し寄せると、家はたちまち倒れ、その壊れ方がひどかった。」

  2. [ --- ]

    マタイによる福音書 14章23節
    14章23節 群衆を解散させてから、祈るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。

    マタイによる福音書 15章29節
              ◆大勢の病人をいやす
    15章29節 イエスはそこを去って、ガリラヤ湖のほとりに行かれた。そして、山に登って座っておられた。

    マタイによる福音書 24章3節
              ◆終末の徴
    24章3節 イエスがオリーブ山で座っておられると、弟子たちがやって来て、ひそかに言った。「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。また、あなたが来られて世の終わるときには、どんな徴があるのですか。」

    ルカによる福音書 6章12節
              ◆十二人を選ぶ
    6章12節 そのころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈って夜を明かされた。

    ヨハネによる福音書 6章3節
    6章3節 イエスは山に登り、弟子たちと一緒にそこにお座りになった。