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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

マルコによる福音書14章55節

祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にするためイエスにとって不利な証言を求めたが、得られなかった。

  1. [55−65]

    マタイによる福音書 26章59節 - 68節
    26章59節 さて、祭司長たちと最高法院の全員は、死刑にしようとしてイエスにとって不利な偽証を求めた。
    26章60節 偽証人は何人も現れたが、証拠は得られなかった。最後に二人の者が来て、
    26章61節 「この男は、『神の神殿を打ち倒し、三日あれば建てることができる』と言いました」と告げた。
    26章62節 そこで、大祭司は立ち上がり、イエスに言った。「何も答えないのか、この者たちがお前に不利な証言をしているが、どうなのか。」
    26章63節 イエスは黙り続けておられた。大祭司は言った。「生ける神に誓って我々に答えよ。お前は神の子、メシアなのか。」
    26章64節 イエスは言われた。「それは、あなたが言ったことです。しかし、わたしは言っておく。あなたたちはやがて、/人の子が全能の神の右に座り、/天の雲に乗って来るのを見る。」
    26章65節 そこで、大祭司は服を引き裂きながら言った。「神を冒涜した。これでもまだ証人が必要だろうか。諸君は今、冒涜の言葉を聞いた。
    26章66節 どう思うか。」人々は、「死刑にすべきだ」と答えた。
    26章67節 そして、イエスの顔に唾を吐きかけ、こぶしで殴り、ある者は平手で打ちながら、
    26章68節 「メシア、お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と言った。

    ルカによる福音書 22章67節 - 71節
    22章67節 「お前がメシアなら、そうだと言うがよい」と言った。イエスは言われた。「わたしが言っても、あなたたちは決して信じないだろう。
    22章68節 わたしが尋ねても、決して答えないだろう。
    22章69節 しかし、今から後、人の子は全能の神の右に座る。」
    22章70節 そこで皆の者が、「では、お前は神の子か」と言うと、イエスは言われた。「わたしがそうだとは、あなたたちが言っている。」
    22章71節 人々は、「これでもまだ証言が必要だろうか。我々は本人の口から聞いたのだ」と言った。

    ルカによる福音書 22章63節 - 65節
              ◆暴行を受ける
    22章63節 さて、見張りをしていた者たちは、イエスを侮辱したり殴ったりした。
    22章64節 そして目隠しをして、「お前を殴ったのはだれか。言い当ててみろ」と尋ねた。
    22章65節 そのほか、さまざまなことを言ってイエスをののしった。

    ヨハネによる福音書 18章19節 - 24節
              ◆大祭司、イエスを尋問する
    18章19節 大祭司はイエスに弟子のことや教えについて尋ねた。
    18章20節 イエスは答えられた。「わたしは、世に向かって公然と話した。わたしはいつも、ユダヤ人が皆集まる会堂や神殿の境内で教えた。ひそかに話したことは何もない。
    18章21節 なぜ、わたしを尋問するのか。わたしが何を話したかは、それを聞いた人々に尋ねるがよい。その人々がわたしの話したことを知っている。」
    18章22節 イエスがこう言われると、そばにいた下役の一人が、「大祭司に向かって、そんな返事のしかたがあるか」と言って、イエスを平手で打った。
    18章23節 イエスは答えられた。「何か悪いことをわたしが言ったのなら、その悪いところを証明しなさい。正しいことを言ったのなら、なぜわたしを打つのか。」
    18章24節 アンナスは、イエスを縛ったまま、大祭司カイアファのもとに送った。

  2. [ --- ]

    マルコによる福音書 15章1節
              ◆ピラトから尋問される
    15章1節 夜が明けるとすぐ、祭司長たちは、長老や律法学者たちと共に、つまり最高法院全体で相談した後、イエスを縛って引いて行き、ピラトに渡した。