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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

マルコによる福音書3章1節

          ◆手の萎えた人をいやす

イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。

  1. [1−6]

    マタイによる福音書 12章9節 - 14節
              ◆手の萎えた人をいやす
    12章9節 イエスはそこを去って、会堂にお入りになった。
    12章10節 すると、片手の萎えた人がいた。人々はイエスを訴えようと思って、「安息日に病気を治すのは、律法で許されていますか」と尋ねた。
    12章11節 そこで、イエスは言われた。「あなたたちのうち、だれか羊を一匹持っていて、それが安息日に穴に落ちた場合、手で引き上げてやらない者がいるだろうか。
    12章12節 人間は羊よりもはるかに大切なものだ。だから、安息日に善いことをするのは許されている。」
    12章13節 そしてその人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、もう一方の手のように元どおり良くなった。
    12章14節 ファリサイ派の人々は出て行き、どのようにしてイエスを殺そうかと相談した。

    ルカによる福音書 6章6節 - 11節
              ◆手の萎えた人をいやす
    6章6節 また、ほかの安息日に、イエスは会堂に入って教えておられた。そこに一人の人がいて、その右手が萎えていた。
    6章7節 律法学者たちやファリサイ派の人々は、訴える口実を見つけようとして、イエスが安息日に病気をいやされるかどうか、注目していた。
    6章8節 イエスは彼らの考えを見抜いて、手の萎えた人に、「立って、真ん中に出なさい」と言われた。その人は身を起こして立った。
    6章9節 そこで、イエスは言われた。「あなたたちに尋ねたい。安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、滅ぼすことか。」
    6章10節 そして、彼ら一同を見回して、その人に、「手を伸ばしなさい」と言われた。言われたようにすると、手は元どおりになった。
    6章11節 ところが、彼らは怒り狂って、イエスを何とかしようと話し合った。

  2. [ --- ]

    ルカによる福音書 14章1節 - 6節
              ◆安息日に水腫の人をいやす
    14章1節 安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。
    14章2節 そのとき、イエスの前に水腫を患っている人がいた。
    14章3節 そこで、イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」
    14章4節 彼らは黙っていた。すると、イエスは病人の手を取り、病気をいやしてお帰しになった。
    14章5節 そして、言われた。「あなたたちの中に、自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。」
    14章6節 彼らは、これに対して答えることができなかった。