ルカによる福音書7章36節
 ◆罪深い女を赦す
さて、あるファリサイ派の人が、一緒に食事をしてほしいと願ったので、イエスはその家に入って食事の席に着かれた。
●マタイによる福音書 26章6節 - 13節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
26章6節 さて、イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家におられたとき、
26章7節 一人の女が、極めて高価な香油の入った石膏の壺を持って近寄り、食事の席に着いておられるイエスの頭に香油を注ぎかけた。
26章8節 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「なぜ、こんな無駄遣いをするのか。
26章9節 高く売って、貧しい人々に施すことができたのに。」
26章10節 イエスはこれを知って言われた。「なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。
26章11節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。
26章12節 この人はわたしの体に香油を注いで、わたしを葬る準備をしてくれた。
26章13節 はっきり言っておく。世界中どこでも、この福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」
●マルコによる福音書 14章3節 - 9節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
14章3節 イエスがベタニアで重い皮膚病の人シモンの家にいて、食事の席に着いておられたとき、一人の女が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壺を持って来て、それを壊し、香油をイエスの頭に注ぎかけた。
14章4節 そこにいた人の何人かが、憤慨して互いに言った。「なぜ、こんなに香油を無駄遣いしたのか。
14章5節 この香油は三百デナリオン以上に売って、貧しい人々に施すことができたのに。」そして、彼女を厳しくとがめた。
14章6節 イエスは言われた。「するままにさせておきなさい。なぜ、この人を困らせるのか。わたしに良いことをしてくれたのだ。
14章7節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるから、したいときに良いことをしてやれる。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではない。
14章8節 この人はできるかぎりのことをした。つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。
14章9節 はっきり言っておく。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられる所では、この人のしたことも記念として語り伝えられるだろう。」
●ヨハネによる福音書 12章1節 - 8節
          ◆ベタニアで香油を注がれる
12章1節 過越祭の六日前に、イエスはベタニアに行かれた。そこには、イエスが死者の中からよみがえらせたラザロがいた。
12章2節 イエスのためにそこで夕食が用意され、マルタは給仕をしていた。ラザロは、イエスと共に食事の席に着いた人々の中にいた。
12章3節 そのとき、マリアが純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ持って来て、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
12章4節 弟子の一人で、後にイエスを裏切るイスカリオテのユダが言った。
12章5節 「なぜ、この香油を三百デナリオンで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
12章6節 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではない。彼は盗人であって、金入れを預かっていながら、その中身をごまかしていたからである。
12章7節 イエスは言われた。「この人のするままにさせておきなさい。わたしの葬りの日のために、それを取って置いたのだから。
12章8節 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。」
[ ]が不明
●ルカによる福音書 11章37節
          ◆ファリサイ派の人々と律法の専門家とを非難する
11章37節 イエスはこのように話しておられたとき、ファリサイ派の人から食事の招待を受けたので、その家に入って食事の席に着かれた。
●ルカによる福音書 14章1節
          ◆安息日に水腫の人をいやす
14章1節 安息日のことだった。イエスは食事のためにファリサイ派のある議員の家にお入りになったが、人々はイエスの様子をうかがっていた。