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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

ヨハネによる福音書18章3節

それでユダは、一隊の兵士と、祭司長たちやファリサイ派の人々の遣わした下役たちを引き連れて、そこにやって来た。松明やともし火や武器を手にしていた。

  1. [(3−12)]

    マタイによる福音書 26章47節 - 56節
              ◆裏切られ、逮捕される
    26章47節 イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダがやって来た。祭司長たちや民の長老たちの遣わした大勢の群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。
    26章48節 イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。それを捕まえろ」と、前もって合図を決めていた。
    26章49節 ユダはすぐイエスに近寄り、「先生、こんばんは」と言って接吻した。
    26章50節 イエスは、「友よ、しようとしていることをするがよい」と言われた。すると人々は進み寄り、イエスに手をかけて捕らえた。
    26章51節 そのとき、イエスと一緒にいた者の一人が、手を伸ばして剣を抜き、大祭司の手下に打ちかかって、片方の耳を切り落とした。
    26章52節 そこで、イエスは言われた。「剣をさやに納めなさい。剣を取る者は皆、剣で滅びる。
    26章53節 わたしが父にお願いできないとでも思うのか。お願いすれば、父は十二軍団以上の天使を今すぐ送ってくださるであろう。
    26章54節 しかしそれでは、必ずこうなると書かれている聖書の言葉がどうして実現されよう。」
    26章55節 またそのとき、群衆に言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持って捕らえに来たのか。わたしは毎日、神殿の境内に座って教えていたのに、あなたたちはわたしを捕らえなかった。
    26章56節 このすべてのことが起こったのは、預言者たちの書いたことが実現するためである。」このとき、弟子たちは皆、イエスを見捨てて逃げてしまった。

    マルコによる福音書 14章43節 - 50節
              ◆裏切られ、逮捕される
    14章43節 さて、イエスがまだ話しておられると、十二人の一人であるユダが進み寄って来た。祭司長、律法学者、長老たちの遣わした群衆も、剣や棒を持って一緒に来た。
    14章44節 イエスを裏切ろうとしていたユダは、「わたしが接吻するのが、その人だ。捕まえて、逃がさないように連れて行け」と、前もって合図を決めていた。
    14章45節 ユダはやって来るとすぐに、イエスに近寄り、「先生」と言って接吻した。
    14章46節 人々は、イエスに手をかけて捕らえた。
    14章47節 居合わせた人々のうちのある者が、剣を抜いて大祭司の手下に打ってかかり、片方の耳を切り落とした。
    14章48節 そこで、イエスは彼らに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持って捕らえに来たのか。
    14章49節 わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいて教えていたのに、あなたたちはわたしを捕らえなかった。しかし、これは聖書の言葉が実現するためである。」
    14章50節 弟子たちは皆、イエスを見捨てて逃げてしまった。

    ルカによる福音書 22章47節 - 53節
              ◆裏切られる
    22章47節 イエスがまだ話しておられると、群衆が現れ、十二人の一人でユダという者が先頭に立って、イエスに接吻をしようと近づいた。
    22章48節 イエスは、「ユダ、あなたは接吻で人の子を裏切るのか」と言われた。
    22章49節 イエスの周りにいた人々は事の成り行きを見て取り、「主よ、剣で切りつけましょうか」と言った。
    22章50節 そのうちのある者が大祭司の手下に打ちかかって、その右の耳を切り落とした。
    22章51節 そこでイエスは、「やめなさい。もうそれでよい」と言い、その耳に触れていやされた。
    22章52節 それからイエスは、押し寄せて来た祭司長、神殿守衛長、長老たちに言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってやって来たのか。
    22章53節 わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいたのに、あなたたちはわたしに手を下さなかった。だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている。」