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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

ヘブライ人への手紙11章3節

信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。

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    ヘブライ人への手紙 11章1節 - 40節
              ◆信仰
    11章1節 信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。
    11章2節 昔の人たちは、この信仰のゆえに神に認められました。
    11章3節 信仰によって、わたしたちは、この世界が神の言葉によって創造され、従って見えるものは、目に見えているものからできたのではないことが分かるのです。
    11章4節 信仰によって、アベルはカインより優れたいけにえを神に献げ、その信仰によって、正しい者であると証明されました。神が彼の献げ物を認められたからです。アベルは死にましたが、信仰によってまだ語っています。
    11章5節 信仰によって、エノクは死を経験しないように、天に移されました。神が彼を移されたので、見えなくなったのです。移される前に、神に喜ばれていたことが証明されていたからです。
    11章6節 信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神が存在しておられること、また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、信じていなければならないからです。
    11章7節 信仰によって、ノアはまだ見ていない事柄について神のお告げを受けたとき、恐れかしこみながら、自分の家族を救うために箱舟を造り、その信仰によって世界を罪に定め、また信仰に基づく義を受け継ぐ者となりました。
    11章8節 信仰によって、アブラハムは、自分が財産として受け継ぐことになる土地に出て行くように召し出されると、これに服従し、行き先も知らずに出発したのです。
    11章9節 信仰によって、アブラハムは他国に宿るようにして約束の地に住み、同じ約束されたものを共に受け継ぐ者であるイサク、ヤコブと一緒に幕屋に住みました。
    11章10節 アブラハムは、神が設計者であり建設者である堅固な土台を持つ都を待望していたからです。
    11章11節 信仰によって、不妊の女サラ自身も、年齢が盛りを過ぎていたのに子をもうける力を得ました。約束をなさった方は真実な方であると、信じていたからです。
    11章12節 それで、死んだも同様の一人の人から空の星のように、また海辺の数えきれない砂のように、多くの子孫が生まれたのです。
    11章13節 この人たちは皆、信仰を抱いて死にました。約束されたものを手に入れませんでしたが、はるかにそれを見て喜びの声をあげ、自分たちが地上ではよそ者であり、仮住まいの者であることを公に言い表したのです。
    11章14節 このように言う人たちは、自分が故郷を探し求めていることを明らかに表しているのです。
    11章15節 もし出て来た土地のことを思っていたのなら、戻るのに良い機会もあったかもしれません。
    11章16節 ところが実際は、彼らは更にまさった故郷、すなわち天の故郷を熱望していたのです。だから、神は彼らの神と呼ばれることを恥となさいません。神は、彼らのために都を準備されていたからです。
    11章17節 信仰によって、アブラハムは、試練を受けたとき、イサクを献げました。つまり、約束を受けていた者が、独り子を献げようとしたのです。
    11章18節 この独り子については、「イサクから生まれる者が、あなたの子孫と呼ばれる」と言われていました。
    11章19節 アブラハムは、神が人を死者の中から生き返らせることもおできになると信じたのです。それで彼は、イサクを返してもらいましたが、それは死者の中から返してもらったも同然です。
    11章20節 信仰によって、イサクは、将来のことについても、ヤコブとエサウのために祝福を祈りました。
    11章21節 信仰によって、ヤコブは死に臨んで、ヨセフの息子たちの一人一人のために祝福を祈り、杖の先に寄りかかって神を礼拝しました。
    11章22節 信仰によって、ヨセフは臨終のとき、イスラエルの子らの脱出について語り、自分の遺骨について指示を与えました。
    11章23節 信仰によって、モーセは生まれてから三か月間、両親によって隠されました。その子の美しさを見、王の命令を恐れなかったからです。
    11章24節 信仰によって、モーセは成人したとき、ファラオの王女の子と呼ばれることを拒んで、
    11章25節 はかない罪の楽しみにふけるよりは、神の民と共に虐待される方を選び、
    11章26節 キリストのゆえに受けるあざけりをエジプトの財宝よりまさる富と考えました。与えられる報いに目を向けていたからです。
    11章27節 信仰によって、モーセは王の怒りを恐れず、エジプトを立ち去りました。目に見えない方を見ているようにして、耐え忍んでいたからです。
    11章28節 信仰によって、モーセは滅ぼす者が長子たちに手を下すことがないように、過越の食事をし、小羊の血を振りかけました。
    11章29節 信仰によって、人々はまるで陸地を通るように紅海を渡りました。同じように渡ろうとしたエジプト人たちは、おぼれて死にました。
    11章30節 信仰によって、エリコの城壁は、人々が周りを七日間回った後、崩れ落ちました。
    11章31節 信仰によって、娼婦ラハブは、様子を探りに来た者たちを穏やかに迎え入れたために、不従順な者たちと一緒に殺されなくて済みました。
    11章32節 これ以上、何を話そう。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル、また預言者たちのことを語るなら、時間が足りないでしょう。
    11章33節 信仰によって、この人たちは国々を征服し、正義を行い、約束されたものを手に入れ、獅子の口をふさぎ、
    11章34節 燃え盛る火を消し、剣の刃を逃れ、弱かったのに強い者とされ、戦いの勇者となり、敵軍を敗走させました。
    11章35節 女たちは、死んだ身内を生き返らせてもらいました。他の人たちは、更にまさったよみがえりに達するために、釈放を拒み、拷問にかけられました。
    11章36節 また、他の人たちはあざけられ、鞭打たれ、鎖につながれ、投獄されるという目に遭いました。
    11章37節 彼らは石で打ち殺され、のこぎりで引かれ、剣で切り殺され、羊の皮や山羊の皮を着て放浪し、暮らしに事欠き、苦しめられ、虐待され、
    11章38節 荒れ野、山、岩穴、地の割れ目をさまよい歩きました。世は彼らにふさわしくなかったのです。
    11章39節 ところで、この人たちはすべて、その信仰のゆえに神に認められながらも、約束されたものを手に入れませんでした。
    11章40節 神は、わたしたちのために、更にまさったものを計画してくださったので、わたしたちを除いては、彼らは完全な状態に達しなかったのです。

    使徒言行録 6章1節 - 7章60節
              ◆ステファノたち七人の選出
    6章1節 そのころ、弟子の数が増えてきて、ギリシア語を話すユダヤ人から、ヘブライ語を話すユダヤ人に対して苦情が出た。それは、日々の分配のことで、仲間のやもめたちが軽んじられていたからである。
    6章2節 そこで、十二人は弟子をすべて呼び集めて言った。「わたしたちが、神の言葉をないがしろにして、食事の世話をするのは好ましくない。
    6章3節 それで、兄弟たち、あなたがたの中から、“霊”と知恵に満ちた評判の良い人を七人選びなさい。彼らにその仕事を任せよう。
    6章4節 わたしたちは、祈りと御言葉の奉仕に専念することにします。」
    6章5節 一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、
    6章6節 使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。
    6章7節 こうして、神の言葉はますます広まり、弟子の数はエルサレムで非常に増えていき、祭司も大勢この信仰に入った。
              ◆ステファノの逮捕
    6章8節 さて、ステファノは恵みと力に満ち、すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。
    6章9節 ところが、キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、ステファノと議論した。
    6章10節 しかし、彼が知恵と“霊”とによって語るので、歯が立たなかった。
    6章11節 そこで、彼らは人々を唆して、「わたしたちは、あの男がモーセと神を冒涜する言葉を吐くのを聞いた」と言わせた。
    6章12節 また、民衆、長老たち、律法学者たちを扇動して、ステファノを襲って捕らえ、最高法院に引いて行った。
    6章13節 そして、偽証人を立てて、次のように訴えさせた。「この男は、この聖なる場所と律法をけなして、一向にやめようとしません。
    6章14節 わたしたちは、彼がこう言っているのを聞いています。『あのナザレの人イエスは、この場所を破壊し、モーセが我々に伝えた慣習を変えるだろう。』」
    6章15節 最高法院の席に着いていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた。
              ◆ステファノの説教
    7章1節 大祭司が、「訴えのとおりか」と尋ねた。
    7章2節 そこで、ステファノは言った。「兄弟であり父である皆さん、聞いてください。わたしたちの父アブラハムがメソポタミアにいて、まだハランに住んでいなかったとき、栄光の神が現れ、
    7章3節 『あなたの土地と親族を離れ、わたしが示す土地に行け』と言われました。
    7章4節 それで、アブラハムはカルデア人の土地を出て、ハランに住みました。神はアブラハムを、彼の父が死んだ後、ハランから今あなたがたの住んでいる土地にお移しになりましたが、
    7章5節 そこでは財産を何もお与えになりませんでした、一歩の幅の土地さえも。しかし、そのとき、まだ子供のいなかったアブラハムに対して、『いつかその土地を所有地として与え、死後には子孫たちに相続させる』と約束なさったのです。
    7章6節 神はこう言われました。『彼の子孫は、外国に移住し、四百年の間、奴隷にされて虐げられる。』
    7章7節 更に、神は言われました。『彼らを奴隷にする国民は、わたしが裁く。その後、彼らはその国から脱出し、この場所でわたしを礼拝する。』
    7章8節 そして、神はアブラハムと割礼による契約を結ばれました。こうして、アブラハムはイサクをもうけて八日目に割礼を施し、イサクはヤコブを、ヤコブは十二人の族長をもうけて、それぞれ割礼を施したのです。
    7章9節 この族長たちはヨセフをねたんで、エジプトへ売ってしまいました。しかし、神はヨセフを離れず、
    7章10節 あらゆる苦難から助け出して、エジプト王ファラオのもとで恵みと知恵をお授けになりました。そしてファラオは、彼をエジプトと王の家全体とをつかさどる大臣に任命したのです。
    7章11節 ところが、エジプトとカナンの全土に飢饉が起こり、大きな苦難が襲い、わたしたちの先祖は食糧を手に入れることができなくなりました。
    7章12節 ヤコブはエジプトに穀物があると聞いて、まずわたしたちの先祖をそこへ行かせました。
    7章13節 二度目のとき、ヨセフは兄弟たちに自分の身の上を明かし、ファラオもヨセフの一族のことを知りました。
    7章14節 そこで、ヨセフは人を遣わして、父ヤコブと七十五人の親族一同を呼び寄せました。
    7章15節 ヤコブはエジプトに下って行き、やがて彼もわたしたちの先祖も死んで、
    7章16節 シケムに移され、かつてアブラハムがシケムでハモルの子らから、幾らかの金で買っておいた墓に葬られました。
    7章17節 神がアブラハムになさった約束の実現する時が近づくにつれ、民は増え、エジプト中に広がりました。
    7章18節 それは、ヨセフのことを知らない別の王が、エジプトの支配者となるまでのことでした。
    7章19節 この王は、わたしたちの同胞を欺き、先祖を虐待して乳飲み子を捨てさせ、生かしておかないようにしました。
    7章20節 このときに、モーセが生まれたのです。神の目に適った美しい子で、三か月の間、父の家で育てられ、
    7章21節 その後、捨てられたのをファラオの王女が拾い上げ、自分の子として育てたのです。
    7章22節 そして、モーセはエジプト人のあらゆる教育を受け、すばらしい話や行いをする者になりました。
    7章23節 四十歳になったとき、モーセは兄弟であるイスラエルの子らを助けようと思い立ちました。
    7章24節 それで、彼らの一人が虐待されているのを見て助け、相手のエジプト人を打ち殺し、ひどい目に遭っていた人のあだを討ったのです。
    7章25節 モーセは、自分の手を通して神が兄弟たちを救おうとしておられることを、彼らが理解してくれると思いました。しかし、理解してくれませんでした。
    7章26節 次の日、モーセはイスラエル人が互いに争っているところに来合わせたので、仲直りをさせようとして言いました。『君たち、兄弟どうしではないか。なぜ、傷つけ合うのだ。』
    7章27節 すると、仲間を痛めつけていた男は、モーセを突き飛ばして言いました。『だれが、お前を我々の指導者や裁判官にしたのか。
    7章28節 きのうエジプト人を殺したように、わたしを殺そうとするのか。』
    7章29節 モーセはこの言葉を聞いて、逃げ出し、そして、ミディアン地方に身を寄せている間に、二人の男の子をもうけました。
    7章30節 四十年たったとき、シナイ山に近い荒れ野において、柴の燃える炎の中で、天使がモーセの前に現れました。
    7章31節 モーセは、この光景を見て驚きました。もっとよく見ようとして近づくと、主の声が聞こえました。
    7章32節 『わたしは、あなたの先祖の神、アブラハム、イサク、ヤコブの神である』と。モーセは恐れおののいて、それ以上見ようとはしませんでした。
    7章33節 そのとき、主はこう仰せになりました。『履物を脱げ。あなたの立っている所は聖なる土地である。
    7章34節 わたしは、エジプトにいるわたしの民の不幸を確かに見届け、また、その嘆きを聞いたので、彼らを救うために降って来た。さあ、今あなたをエジプトに遣わそう。』
    7章35節 人々が、『だれが、お前を指導者や裁判官にしたのか』と言って拒んだこのモーセを、神は柴の中に現れた天使の手を通して、指導者また解放者としてお遣わしになったのです。
    7章36節 この人がエジプトの地でも紅海でも、また四十年の間、荒れ野でも、不思議な業としるしを行って人々を導き出しました。
    7章37節 このモーセがまた、イスラエルの子らにこう言いました。『神は、あなたがたの兄弟の中から、わたしのような預言者をあなたがたのために立てられる。』
    7章38節 この人が荒れ野の集会において、シナイ山で彼に語りかけた天使とわたしたちの先祖との間に立って、命の言葉を受け、わたしたちに伝えてくれたのです。
    7章39節 けれども、先祖たちはこの人に従おうとせず、彼を退け、エジプトをなつかしく思い、
    7章40節 アロンに言いました。『わたしたちの先に立って導いてくれる神々を造ってください。エジプトの地から導き出してくれたあのモーセの身の上に、何が起こったのか分からないからです。』
    7章41節 彼らが若い雄牛の像を造ったのはそのころで、この偶像にいけにえを献げ、自分たちの手で造ったものをまつって楽しんでいました。
    7章42節 そこで神は顔を背け、彼らが天の星を拝むままにしておかれました。それは預言者の書にこう書いてあるとおりです。『イスラエルの家よ、/お前たちは荒れ野にいた四十年の間、/わたしにいけにえと供え物を/献げたことがあったか。
    7章43節 お前たちは拝むために造った偶像、/モレクの御輿やお前たちの神ライファンの星を/担ぎ回ったのだ。だから、わたしはお前たちを/バビロンのかなたへ移住させる。』
    7章44節 わたしたちの先祖には、荒れ野に証しの幕屋がありました。これは、見たままの形に造るようにとモーセに言われた方のお命じになったとおりのものでした。
    7章45節 この幕屋は、それを受け継いだ先祖たちが、ヨシュアに導かれ、目の前から神が追い払ってくださった異邦人の土地を占領するとき、運び込んだもので、ダビデの時代までそこにありました。
    7章46節 ダビデは神の御心に適い、ヤコブの家のために神の住まいが欲しいと願っていましたが、
    7章47節 神のために家を建てたのはソロモンでした。
    7章48節 けれども、いと高き方は人の手で造ったようなものにはお住みになりません。これは、預言者も言っているとおりです。
    7章49節 『主は言われる。「天はわたしの王座、/地はわたしの足台。お前たちは、わたしに/どんな家を建ててくれると言うのか。わたしの憩う場所はどこにあるのか。
    7章50節 これらはすべて、/わたしの手が造ったものではないか。」』
    7章51節 かたくなで、心と耳に割礼を受けていない人たち、あなたがたは、いつも聖霊に逆らっています。あなたがたの先祖が逆らったように、あなたがたもそうしているのです。
    7章52節 いったい、あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者が、一人でもいたでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを預言した人々を殺しました。そして今や、あなたがたがその方を裏切る者、殺す者となった。
    7章53節 天使たちを通して律法を受けた者なのに、それを守りませんでした。」
              ◆ステファノの殉教
    7章54節 人々はこれを聞いて激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。
    7章55節 ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、
    7章56節 「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。
    7章57節 人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、
    7章58節 都の外に引きずり出して石を投げ始めた。証人たちは、自分の着ている物をサウロという若者の足もとに置いた。
    7章59節 人々が石を投げつけている間、ステファノは主に呼びかけて、「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。
    7章60節 それから、ひざまずいて、「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」と大声で叫んだ。ステファノはこう言って、眠りについた。

    創世記 1章1節 - 31節
              ◆天地の創造
    1章1節 初めに、神は天地を創造された。
    1章2節 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。
    1章3節 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
    1章4節 神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
    1章5節 光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
    1章6節 神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
    1章7節 神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
    1章8節 神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
    1章9節 神は言われた。「天の下の水は一つ所に集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。
    1章10節 神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。
    1章11節 神は言われた。「地は草を芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。
    1章12節 地は草を芽生えさせ、それぞれの種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされた。
    1章13節 夕べがあり、朝があった。第三の日である。
    1章14節 神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。
    1章15節 天の大空に光る物があって、地を照らせ。」そのようになった。
    1章16節 神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。
    1章17節 神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、
    1章18節 昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。
    1章19節 夕べがあり、朝があった。第四の日である。
    1章20節 神は言われた。「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」
    1章21節 神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。神はこれを見て、良しとされた。
    1章22節 神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」
    1章23節 夕べがあり、朝があった。第五の日である。
    1章24節 神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
    1章25節 神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
    1章26節 神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
    1章27節 神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
    1章28節 神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
    1章29節 神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
    1章30節 地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
    1章31節 神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。

    詩篇 33章6節
    33章6節 御言葉によって天は造られ/主の口の息吹によって天の万象は造られた。

    詩篇 33章9節
    33章9節 主が仰せになると、そのように成り/主が命じられると、そのように立つ。

    ローマの信徒への手紙 1章20節
    1章20節 世界が造られたときから、目に見えない神の性質、つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません。