第四巻は第五巻と共に一の区分をなす。共に礼拝用として作られしもののごとくである。本巻に収録せられたる十七篇の詩はやや後代の収輯と見るべきもので、神の御名としてエホバを用いてほとんどエロヒムを用いざる点において、第二、第三巻と異り、また各篇に表題を有せざるもの多い点において第五巻に類似している。