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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書10章15節

はっきり言っておく。裁きの日には、この町よりもソドムやゴモラの地の方が軽い罰で済む。」 [→ネストレ引照]

  1. [節全体]

      マタイによる福音書 11章22節
      11章22節 しかし、言っておく。裁きの日にはティルスやシドンの方が、お前たちよりまだ軽い罰で済む。

      マタイによる福音書 11章24節
      11章24節 しかし、言っておく。裁きの日にはソドムの地の方が、お前よりまだ軽い罰で済むのである。」

      マタイによる福音書 12章36節
      12章36節 言っておくが、人は自分の話したつまらない言葉についてもすべて、裁きの日には責任を問われる。

      ルカによる福音書 10章12節
      10章12節 言っておくが、かの日には、その町よりまだソドムの方が軽い罰で済む。」

  2. [裁きの日]

      使徒言行録 17章31節
      17章31節 それは、先にお選びになった一人の方によって、この世を正しく裁く日をお決めになったからです。神はこの方を死者の中から復活させて、すべての人にそのことの確証をお与えになったのです。」

      ペテロの手紙二 2章10節
      2章10節 特に、汚れた情欲の赴くままに肉に従って歩み、権威を侮る者たちを、そのように扱われるのです。彼らは、厚かましく、わがままで、栄光ある者たちをそしってはばかりません。

      ペテロの手紙二 3章7節
      3章7節 しかし、現在の天と地とは、火で滅ぼされるために、同じ御言葉によって取っておかれ、不信心な者たちが裁かれて滅ぼされる日まで、そのままにしておかれるのです。

      ヨハネの手紙一 4章17節
      4章17節 こうして、愛がわたしたちの内に全うされているので、裁きの日に確信を持つことができます。この世でわたしたちも、イエスのようであるからです。

      ユダの手紙 1章6節
      1章6節 一方、自分の領分を守らないで、その住まいを見捨ててしまった天使たちを、大いなる日の裁きのために、永遠の鎖で縛り、暗闇の中に閉じ込められました。

  3. [ソドムやゴモラ]

      創世記 13章13節
      13章13節 ソドムの住民は邪悪で、主に対して多くの罪を犯していた。

      創世記 18章16節 - 19章29節
                ◆ソドムのための執り成し
      18章16節 その人たちはそこを立って、ソドムを見下ろす所まで来た。アブラハムも、彼らを見送るために一緒に行った。
      18章17節 主は言われた。「わたしが行おうとしていることをアブラハムに隠す必要があろうか。
      18章18節 アブラハムは大きな強い国民になり、世界のすべての国民は彼によって祝福に入る。
      18章19節 わたしがアブラハムを選んだのは、彼が息子たちとその子孫に、主の道を守り、主に従って正義を行うよう命じて、主がアブラハムに約束したことを成就するためである。」
      18章20節 主は言われた。「ソドムとゴモラの罪は非常に重い、と訴える叫びが実に大きい。
      18章21節 わたしは降って行き、彼らの行跡が、果たして、わたしに届いた叫びのとおりかどうか見て確かめよう。」
      18章22節 その人たちは、更にソドムの方へ向かったが、アブラハムはなお、主の御前にいた。
      18章23節 アブラハムは進み出て言った。「まことにあなたは、正しい者を悪い者と一緒に滅ぼされるのですか。
      18章24節 あの町に正しい者が五十人いるとしても、それでも滅ぼし、その五十人の正しい者のために、町をお赦しにはならないのですか。
      18章25節 正しい者を悪い者と一緒に殺し、正しい者を悪い者と同じ目に遭わせるようなことを、あなたがなさるはずはございません。全くありえないことです。全世界を裁くお方は、正義を行われるべきではありませんか。」
      18章26節 主は言われた。「もしソドムの町に正しい者が五十人いるならば、その者たちのために、町全部を赦そう。」
      18章27節 アブラハムは答えた。「塵あくたにすぎないわたしですが、あえて、わが主に申し上げます。
      18章28節 もしかすると、五十人の正しい者に五人足りないかもしれません。それでもあなたは、五人足りないために、町のすべてを滅ぼされますか。」主は言われた。「もし、四十五人いれば滅ぼさない。」
      18章29節 アブラハムは重ねて言った。「もしかすると、四十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「その四十人のためにわたしはそれをしない。」
      18章30節 アブラハムは言った。「主よ、どうかお怒りにならずに、もう少し言わせてください。もしかすると、そこには三十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「もし三十人いるならわたしはそれをしない。」
      18章31節 アブラハムは言った。「あえて、わが主に申し上げます。もしかすると、二十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「その二十人のためにわたしは滅ぼさない。」
      18章32節 アブラハムは言った。「主よ、どうかお怒りにならずに、もう一度だけ言わせてください。もしかすると、十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「その十人のためにわたしは滅ぼさない。」
      18章33節 主はアブラハムと語り終えると、去って行かれた。アブラハムも自分の住まいに帰った。
                ◆ソドムの滅亡
      19章1節 二人の御使いが夕方ソドムに着いたとき、ロトはソドムの門の所に座っていた。ロトは彼らを見ると、立ち上がって迎え、地にひれ伏して、
      19章2節 言った。「皆様方、どうぞ僕の家に立ち寄り、足を洗ってお泊まりください。そして、明日の朝早く起きて出立なさってください。」彼らは言った。「いや、結構です。わたしたちはこの広場で夜を過ごします。」
      19章3節 しかし、ロトがぜひにと勧めたので、彼らはロトの所に立ち寄ることにし、彼の家を訪ねた。ロトは、酵母を入れないパンを焼いて食事を供し、彼らをもてなした。
      19章4節 彼らがまだ床に就かないうちに、ソドムの町の男たちが、若者も年寄りもこぞって押しかけ、家を取り囲んで、
      19章5節 わめきたてた。「今夜、お前のところへ来た連中はどこにいる。ここへ連れて来い。なぶりものにしてやるから。」
      19章6節 ロトは、戸口の前にたむろしている男たちのところへ出て行き、後ろの戸を閉めて、
      19章7節 言った。「どうか、皆さん、乱暴なことはしないでください。
      19章8節 実は、わたしにはまだ嫁がせていない娘が二人おります。皆さんにその娘たちを差し出しますから、好きなようにしてください。ただ、あの方々には何もしないでください。この家の屋根の下に身を寄せていただいたのですから。」
      19章9節 男たちは口々に言った。「そこをどけ。」「こいつは、よそ者のくせに、指図などして。」「さあ、彼らより先に、お前を痛い目に遭わせてやる。」そして、ロトに詰め寄って体を押しつけ、戸を破ろうとした。
      19章10節 二人の客はそのとき、手を伸ばして、ロトを家の中に引き入れて戸を閉め、
      19章11節 戸口の前にいる男たちに、老若を問わず、目つぶしを食わせ、戸口を分からなくした。
      19章12節 二人の客はロトに言った。「ほかに、あなたの身内の人がこの町にいますか。あなたの婿や息子や娘などを皆連れてここから逃げなさい。
      19章13節 実は、わたしたちはこの町を滅ぼしに来たのです。大きな叫びが主のもとに届いたので、主は、この町を滅ぼすためにわたしたちを遣わされたのです。」
      19章14節 ロトは嫁いだ娘たちの婿のところへ行き、「さあ早く、ここから逃げるのだ。主がこの町を滅ぼされるからだ」と促したが、婿たちは冗談だと思った。
      19章15節 夜が明けるころ、御使いたちはロトをせきたてて言った。「さあ早く、あなたの妻とここにいる二人の娘を連れて行きなさい。さもないと、この町に下る罰の巻き添えになって滅ぼされてしまう。」
      19章16節 ロトはためらっていた。主は憐れんで、二人の客にロト、妻、二人の娘の手をとらせて町の外へ避難するようにされた。
      19章17節 彼らがロトたちを町外れへ連れ出したとき、主は言われた。「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる。」
      19章18節 ロトは言った。「主よ、できません。
      19章19節 あなたは僕に目を留め、慈しみを豊かに示し、命を救おうとしてくださいます。しかし、わたしは山まで逃げ延びることはできません。恐らく、災害に巻き込まれて、死んでしまうでしょう。
      19章20節 御覧ください、あの町を。あそこなら近いので、逃げて行けると思います。あれは小さな町です。あそこへ逃げさせてください。あれはほんの小さな町です。どうか、そこでわたしの命を救ってください。」
      19章21節 主は言われた。「よろしい。そのこともあなたの願いを聞き届け、あなたの言うその町は滅ぼさないことにしよう。
      19章22節 急いで逃げなさい。あなたがあの町に着くまでは、わたしは何も行わないから。」そこで、その町はツォアル(小さい)と名付けられた。
      19章23節 太陽が地上に昇ったとき、ロトはツォアルに着いた。
      19章24節 主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、
      19章25節 これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
      19章26節 ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
      19章27節 アブラハムは、その朝早く起きて、さきに主と対面した場所へ行き、
      19章28節 ソドムとゴモラ、および低地一帯を見下ろすと、炉の煙のように地面から煙が立ち上っていた。
      19章29節 こうして、ロトの住んでいた低地の町々は滅ぼされたが、神はアブラハムを御心に留め、ロトを破滅のただ中から救い出された。

      マタイによる福音書 11章24節
      11章24節 しかし、言っておく。裁きの日にはソドムの地の方が、お前よりまだ軽い罰で済むのである。」

      ペテロの手紙二 2章6節
      2章6節 また、神はソドムとゴモラの町を灰にし、滅ぼし尽くして罰し、それから後の不信心な者たちへの見せしめとなさいました。

      ユダの手紙 1章7節
      1章7節 ソドムやゴモラ、またその周辺の町は、この天使たちと同じく、みだらな行いにふけり、不自然な肉の欲の満足を追い求めたので、永遠の火の刑罰を受け、見せしめにされています。