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新共同訳引照Web版 V2.0

マタイによる福音書10章5節


          ◆十二人を派遣する   (マタ6:7-13 ルカ9:1-6 )

イエスはこの十二人を派遣するにあたり、次のように命じられた。「異邦人の道に行ってはならない。また、サマリア人の町に入ってはならない。 [→ネストレ引照]

  1. [サマリア人]

      列王記下 17章24節 - 41節
      17章24節 アッシリアの王はバビロン、クト、アワ、ハマト、セファルワイムの人々を連れて来て、イスラエルの人々に代えてサマリアの住民とした。この人々がサマリアを占拠し、その町々に住むことになった。
      17章25節 彼らはそこに住み始めたころ、主を畏れ敬う者ではなかったので、主は彼らの中に獅子を送り込まれ、獅子は彼らの何人かを殺した。
      17章26節 彼らはアッシリアの王にこう告げた。「あなたがサマリアの町々に移り住ませた諸国の民は、この地の神の掟を知りません。彼らがこの地の神の掟を知らないので、神は彼らの中に獅子を送り込み、獅子は彼らを殺しています。」
      17章27節 アッシリアの王は命じた。「お前たちが連れ去った祭司の一人をそこに行かせよ。その祭司がそこに行って住み、その地の神の掟を教えさせよ。」
      17章28節 こうして、サマリアから連れ去られた祭司が一人戻って来てベテルに住み、どのように主を畏れ敬わなければならないかを教えた。
      17章29節 しかし、諸国の民はそれぞれ自分の神を造り、サマリア人の築いた聖なる高台の家に安置した。諸国の民はそれぞれ自分たちの住む町でそのように行った。
      17章30節 バビロンの人々はスコト・ベノトの神を造り、クトの人々はネレガルの神を造り、ハマトの人々はアシマの神を造り、
      17章31節 アワ人はニブハズとタルタクの神を造り、セファルワイム人は子供を火に投じて、セファルワイムの神々アドラメレクとアナメレクにささげた。
      17章32節 彼らは主を畏れ敬ったが、自分たちの中から聖なる高台の祭司たちを立て、その祭司たちが聖なる高台の家で彼らのために勤めを果たした。
      17章33節 このように彼らは主を畏れ敬うとともに、移される前にいた国々の風習に従って自分たちの神々にも仕えた。
      17章34節 彼らは今日に至るまで以前からの風習に従って行い、主を畏れ敬うことなく、主がイスラエルという名をお付けになったヤコブの子孫に授けられた掟、法、律法、戒めに従って行うこともない。
      17章35節 主は彼らと契約を結び、こう戒められた。「他の神々を畏れ敬ってはならない。これにひれ伏すことも、仕えることも、いけにえをささげることもあってはならない。
      17章36節 大いなる力と伸ばした腕をもってあなたたちをエジプトの地から導き上った主にのみ畏れを抱き、その前にひれ伏し、いけにえをささげよ。
      17章37節 主があなたたちのために記された掟と法と律法と戒めを、常に実行するように努めよ。他の神々を畏れ敬ってはならない。
      17章38節 わたしがあなたたちと結んだ契約を忘れてはならない。他の神々を畏れ敬ってはならない。
      17章39節 あなたたちの神、主にのみ畏れを抱け。そうすれば、主はすべての敵の手からあなたたちを救い出してくださる。」
      17章40節 しかし、彼らは聞き従わず、ただ以前からの風習に従って行うばかりであった。
      17章41節 このように、これらの民は主を畏れ敬うとともに、自分たちの偶像にも仕えていた。その子も孫も今日に至るまで先祖が行ったように行っている。

      ルカによる福音書 9章52節 - 53節
      9章52節 そして、先に使いの者を出された。彼らは行って、イエスのために準備しようと、サマリア人の村に入った。
      9章53節 しかし、村人はイエスを歓迎しなかった。イエスがエルサレムを目指して進んでおられたからである。

      ルカによる福音書 10章33節
      10章33節 ところが、旅をしていたあるサマリア人は、そばに来ると、その人を見て憐れに思い、

      ルカによる福音書 17章16節
      17章16節 そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。

      ヨハネによる福音書 4章9節
      4章9節 すると、サマリアの女は、「ユダヤ人のあなたがサマリアの女のわたしに、どうして水を飲ませてほしいと頼むのですか」と言った。ユダヤ人はサマリア人とは交際しないからである。

      ヨハネによる福音書 8章48節
                ◆アブラハムが生まれる前から「わたしはある」
      8章48節 ユダヤ人たちが、「あなたはサマリア人で悪霊に取りつかれていると、我々が言うのも当然ではないか」と言い返すと、