ヨハネによる福音書6章48節
わたしは命のパンである。
[→ネストレ引照]
●ヨハネによる福音書 6章35節 - 51節
6章35節 イエスは言われた。「わたしが命のパンである。わたしのもとに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者は決して渇くことがない。
6章36節 しかし、前にも言ったように、あなたがたはわたしを見ているのに、信じない。
6章37節 父がわたしにお与えになる人は皆、わたしのところに来る。わたしのもとに来る人を、わたしは決して追い出さない。
6章38節 わたしが天から降って来たのは、自分の意志を行うためではなく、わたしをお遣わしになった方の御心を行うためである。
6章39節 わたしをお遣わしになった方の御心とは、わたしに与えてくださった人を一人も失わないで、終わりの日に復活させることである。
6章40節 わたしの父の御心は、子を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、わたしがその人を終わりの日に復活させることだからである。」
6章41節 ユダヤ人たちは、イエスが「わたしは天から降って来たパンである」と言われたので、イエスのことでつぶやき始め、
6章42節 こう言った。「これはヨセフの息子のイエスではないか。我々はその父も母も知っている。どうして今、『わたしは天から降って来た』などと言うのか。」
6章43節 イエスは答えて言われた。「つぶやき合うのはやめなさい。
6章44節 わたしをお遣わしになった父が引き寄せてくださらなければ、だれもわたしのもとへ来ることはできない。わたしはその人を終わりの日に復活させる。
6章45節 預言者の書に、『彼らは皆、神によって教えられる』と書いてある。父から聞いて学んだ者は皆、わたしのもとに来る。
6章46節 父を見た者は一人もいない。神のもとから来た者だけが父を見たのである。
6章47節 はっきり言っておく。信じる者は永遠の命を得ている。
6章48節 わたしは命のパンである。
6章49節 あなたたちの先祖は荒れ野でマンナを食べたが、死んでしまった。
6章50節 しかし、これは、天から降って来たパンであり、これを食べる者は死なない。
6章51節 わたしは、天から降って来た生きたパンである。このパンを食べるならば、その人は永遠に生きる。わたしが与えるパンとは、世を生かすためのわたしの肉のことである。」