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新共同訳引照Web版 V2.0

フィリピの信徒への手紙1章5節

それは、あなたがたが最初の日から今日まで、福音にあずかっているからです。 [→ネストレ引照]

  1. [最初の日から今日まで]

      使徒言行録 16章12節 - 40節
      16章12節 そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに行った。そして、この町に数日間滞在した。
      16章13節 安息日に町の門を出て、祈りの場所があると思われる川岸に行った。そして、わたしたちもそこに座って、集まっていた婦人たちに話をした。
      16章14節 ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。
      16章15節 そして、彼女も家族の者も洗礼を受けたが、そのとき、「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください」と言ってわたしたちを招待し、無理に承知させた。
                ◆パウロたち、投獄される
      16章16節 わたしたちは、祈りの場所に行く途中、占いの霊に取りつかれている女奴隷に出会った。この女は、占いをして主人たちに多くの利益を得させていた。
      16章17節 彼女は、パウロやわたしたちの後ろについて来てこう叫ぶのであった。「この人たちは、いと高き神の僕で、皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです。」
      16章18節 彼女がこんなことを幾日も繰り返すので、パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」すると即座に、霊が彼女から出て行った。
      16章19節 ところが、この女の主人たちは、金もうけの望みがなくなってしまったことを知り、パウロとシラスを捕らえ、役人に引き渡すために広場へ引き立てて行った。
      16章20節 そして、二人を高官たちに引き渡してこう言った。「この者たちはユダヤ人で、わたしたちの町を混乱させております。
      16章21節 ローマ帝国の市民であるわたしたちが受け入れることも、実行することも許されない風習を宣伝しております。」
      16章22節 群衆も一緒になって二人を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。
      16章23節 そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。
      16章24節 この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。
      16章25節 真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。
      16章26節 突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。
      16章27節 目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。
      16章28節 パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」
      16章29節 看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、
      16章30節 二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」
      16章31節 二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」
      16章32節 そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。
      16章33節 まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。
      16章34節 この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。
      16章35節 朝になると、高官たちは下役たちを差し向けて、「あの者どもを釈放せよ」と言わせた。
      16章36節 それで、看守はパウロにこの言葉を伝えた。「高官たちが、あなたがたを釈放するようにと、言ってよこしました。さあ、牢から出て、安心して行きなさい。」
      16章37節 ところが、パウロは下役たちに言った。「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いや、それはいけない。高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」
      16章38節 下役たちは、この言葉を高官たちに報告した。高官たちは、二人がローマ帝国の市民権を持つ者であると聞いて恐れ、
      16章39節 出向いて来てわびを言い、二人を牢から連れ出し、町から出て行くように頼んだ。
      16章40節 牢を出た二人は、リディアの家に行って兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出発した。

      フィリピの信徒への手紙 2章12節
                ◆共に喜ぶ
      2章12節 だから、わたしの愛する人たち、いつも従順であったように、わたしが共にいるときだけでなく、いない今はなおさら従順でいて、恐れおののきつつ自分の救いを達成するように努めなさい。

      フィリピの信徒への手紙 4章15節
      4章15節 フィリピの人たち、あなたがたも知っているとおり、わたしが福音の宣教の初めにマケドニア州を出たとき、もののやり取りでわたしの働きに参加した教会はあなたがたのほかに一つもありませんでした。

  2. [福音にあずかっている]

      フィリピの信徒への手紙 1章7節
      1章7節 わたしがあなたがた一同についてこのように考えるのは、当然です。というのは、監禁されているときも、福音を弁明し立証するときも、あなたがた一同のことを、共に恵みにあずかる者と思って、心に留めているからです。

      フィリピの信徒への手紙 1章12節
                ◆わたしにとって、生きるとはキリストを生きること
      1章12節 兄弟たち、わたしの身に起こったことが、かえって福音の前進に役立ったと知ってほしい。

      フィリピの信徒への手紙 1章16節
      1章16節 一方は、わたしが福音を弁明するために捕らわれているのを知って、愛の動機からそうするのですが、

      フィリピの信徒への手紙 1章27節
      1章27節 ひたすらキリストの福音にふさわしい生活を送りなさい。そうすれば、そちらに行ってあなたがたに会うにしても、離れているにしても、わたしは次のことを聞けるでしょう。あなたがたは一つの霊によってしっかり立ち、心を合わせて福音の信仰のために共に戦っており、

      フィリピの信徒への手紙 2章22節
      2章22節 テモテが確かな人物であることはあなたがたが認めるところであり、息子が父に仕えるように、彼はわたしと共に福音に仕えました。

      フィリピの信徒への手紙 4章3節
      4章3節 なお、真実の協力者よ、あなたにもお願いします。この二人の婦人を支えてあげてください。二人は、命の書に名を記されているクレメンスや他の協力者たちと力を合わせて、福音のためにわたしと共に戦ってくれたのです。

      フィリピの信徒への手紙 4章15節
      4章15節 フィリピの人たち、あなたがたも知っているとおり、わたしが福音の宣教の初めにマケドニア州を出たとき、もののやり取りでわたしの働きに参加した教会はあなたがたのほかに一つもありませんでした。