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ネストレ引照Web版 V2.0

(NESTLE-ALAND27版による引照個所を新共同訳にて表示)

フィリピの信徒への手紙1章1節

          ◆挨拶

キリスト・イエスの僕であるパウロとテモテから、フィリピにいて、キリスト・イエスに結ばれているすべての聖なる者たち、ならびに監督たちと奉仕者たちへ。

  1. [書簡全体]

    使徒言行録 16章12節 - 40節
    16章12節 そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに行った。そして、この町に数日間滞在した。
    16章13節 安息日に町の門を出て、祈りの場所があると思われる川岸に行った。そして、わたしたちもそこに座って、集まっていた婦人たちに話をした。
    16章14節 ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。
    16章15節 そして、彼女も家族の者も洗礼を受けたが、そのとき、「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください」と言ってわたしたちを招待し、無理に承知させた。
              ◆パウロたち、投獄される
    16章16節 わたしたちは、祈りの場所に行く途中、占いの霊に取りつかれている女奴隷に出会った。この女は、占いをして主人たちに多くの利益を得させていた。
    16章17節 彼女は、パウロやわたしたちの後ろについて来てこう叫ぶのであった。「この人たちは、いと高き神の僕で、皆さんに救いの道を宣べ伝えているのです。」
    16章18節 彼女がこんなことを幾日も繰り返すので、パウロはたまりかねて振り向き、その霊に言った。「イエス・キリストの名によって命じる。この女から出て行け。」すると即座に、霊が彼女から出て行った。
    16章19節 ところが、この女の主人たちは、金もうけの望みがなくなってしまったことを知り、パウロとシラスを捕らえ、役人に引き渡すために広場へ引き立てて行った。
    16章20節 そして、二人を高官たちに引き渡してこう言った。「この者たちはユダヤ人で、わたしたちの町を混乱させております。
    16章21節 ローマ帝国の市民であるわたしたちが受け入れることも、実行することも許されない風習を宣伝しております。」
    16章22節 群衆も一緒になって二人を責め立てたので、高官たちは二人の衣服をはぎ取り、「鞭で打て」と命じた。
    16章23節 そして、何度も鞭で打ってから二人を牢に投げ込み、看守に厳重に見張るように命じた。
    16章24節 この命令を受けた看守は、二人をいちばん奥の牢に入れて、足には木の足枷をはめておいた。
    16章25節 真夜中ごろ、パウロとシラスが賛美の歌をうたって神に祈っていると、ほかの囚人たちはこれに聞き入っていた。
    16章26節 突然、大地震が起こり、牢の土台が揺れ動いた。たちまち牢の戸がみな開き、すべての囚人の鎖も外れてしまった。
    16章27節 目を覚ました看守は、牢の戸が開いているのを見て、囚人たちが逃げてしまったと思い込み、剣を抜いて自殺しようとした。
    16章28節 パウロは大声で叫んだ。「自害してはいけない。わたしたちは皆ここにいる。」
    16章29節 看守は、明かりを持って来させて牢の中に飛び込み、パウロとシラスの前に震えながらひれ伏し、
    16章30節 二人を外へ連れ出して言った。「先生方、救われるためにはどうすべきでしょうか。」
    16章31節 二人は言った。「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたも家族も救われます。」
    16章32節 そして、看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った。
    16章33節 まだ真夜中であったが、看守は二人を連れて行って打ち傷を洗ってやり、自分も家族の者も皆すぐに洗礼を受けた。
    16章34節 この後、二人を自分の家に案内して食事を出し、神を信じる者になったことを家族ともども喜んだ。
    16章35節 朝になると、高官たちは下役たちを差し向けて、「あの者どもを釈放せよ」と言わせた。
    16章36節 それで、看守はパウロにこの言葉を伝えた。「高官たちが、あなたがたを釈放するようにと、言ってよこしました。さあ、牢から出て、安心して行きなさい。」
    16章37節 ところが、パウロは下役たちに言った。「高官たちは、ローマ帝国の市民権を持つわたしたちを、裁判にもかけずに公衆の面前で鞭打ってから投獄したのに、今ひそかに釈放しようとするのか。いや、それはいけない。高官たちが自分でここへ来て、わたしたちを連れ出すべきだ。」
    16章38節 下役たちは、この言葉を高官たちに報告した。高官たちは、二人がローマ帝国の市民権を持つ者であると聞いて恐れ、
    16章39節 出向いて来てわびを言い、二人を牢から連れ出し、町から出て行くように頼んだ。
    16章40節 牢を出た二人は、リディアの家に行って兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出発した。

    使徒言行録 20章6節
    20章6節 わたしたちは、除酵祭の後フィリピから船出し、五日でトロアスに来て彼らと落ち合い、七日間そこに滞在した。

    テサロニケの信徒への手紙一 2章2節
    2章2節 無駄ではなかったどころか、知ってのとおり、わたしたちは以前フィリピで苦しめられ、辱められたけれども、わたしたちの神に勇気づけられ、激しい苦闘の中であなたがたに神の福音を語ったのでした。

    使徒言行録 20章1節 - 3節
              ◆パウロ、マケドニア州とギリシアに行く
    20章1節 この騒動が収まった後、パウロは弟子たちを呼び集めて励まし、別れを告げてからマケドニア州へと出発した。
    20章2節 そして、この地方を巡り歩き、言葉を尽くして人々を励ましながら、ギリシアに来て、
    20章3節 そこで三か月を過ごした。パウロは、シリア州に向かって船出しようとしていたとき、彼に対するユダヤ人の陰謀があったので、マケドニア州を通って帰ることにした。

  2. [ --- ]

    フィリピの信徒への手紙 2章19節
              ◆テモテとエパフロディトを送る
    2章19節 さて、わたしはあなたがたの様子を知って力づけられたいので、間もなくテモテをそちらに遣わすことを、主イエスによって希望しています。

    ローマの信徒への手紙 1章1節!
              ◆挨拶
    1章1節 キリスト・イエスの僕、神の福音のために選び出され、召されて使徒となったパウロから、――

    コロサイの信徒への手紙 4章12節
    4章12節 あなたがたの一人、キリスト・イエスの僕エパフラスが、あなたがたによろしくと言っています。彼は、あなたがたが完全な者となり、神の御心をすべて確信しているようにと、いつもあなたがたのために熱心に祈っています。

    フィリピの信徒への手紙 4章21節 - 22節
              ◆結びの言葉
    4章21節 キリスト・イエスに結ばれているすべての聖なる者たちに、よろしく伝えてください。わたしと一緒にいる兄弟たちも、あなたがたによろしくと言っています。
    4章22節 すべての聖なる者たちから、特に皇帝の家の人たちからよろしくとのことです。

    ローマの信徒への手紙 15章25節
    15章25節 しかし今は、聖なる者たちに仕えるためにエルサレムへ行きます。

    コリントの信徒への手紙一 1章2節
    1章2節 コリントにある神の教会へ、すなわち、至るところでわたしたちの主イエス・キリストの名を呼び求めているすべての人と共に、キリスト・イエスによって聖なる者とされた人々、召されて聖なる者とされた人々へ。イエス・キリストは、この人たちとわたしたちの主であります。

    使徒言行録 20章28節!
    20章28節 どうか、あなたがた自身と群れ全体とに気を配ってください。聖霊は、神が御子の血によって御自分のものとなさった神の教会の世話をさせるために、あなたがたをこの群れの監督者に任命なさったのです。

    テモテへの手紙一 3章8節
              ◆奉仕者の資格
    3章8節 同じように、奉仕者たちも品位のある人でなければなりません。二枚舌を使わず、大酒を飲まず、恥ずべき利益をむさぼらず、