黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳歴代史上第23章

◆レビ人の任務

23章1節 老人となり、長寿に恵まれたダビデは、その子ソロモンをイスラエルの王とし、

23章2節 イスラエルの全高官、祭司、レビ人を呼び集めた。

23章3節 三十歳以上のレビ人を数えたところ、その男子の数は、三万八千人であった。

23章4節 そのうち、二万四千人は主の神殿における務めを指揮する者に、六千人は役人と裁判官に、

23章5節 四千人は門衛に、四千人は、ダビデが賛美するために作った楽器を奏でて、主を賛美する者になった。

23章6節 ダビデはレビ人をレビの子ゲルション、ケハト、メラリの組に分けた。

23章7節 ゲルションの組に属したのはラダンとシムイ。

23章8節 ラダンの子らはエヒエルを頭として、ゼタム、ヨエルの三人。

23章9節 シムイの子らはシェロモト、ハジエル、ハランの三人。彼らはラダンの家系の長であった。

23章10節 シムイの子らはヤハト、ジナ、エウシュ、ベリア。これら四人がシムイの子であった。

23章11節 ヤハトを頭としてジザが次男であった。エウシュとベリアは、多くの子には恵まれなかったので、一つの家系として登録された。

23章12節 ケハトの子らはアムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエルの四人。

23章13節 アムラムの子らはアロンとモーセ。アロンは、その子らと共に選び分けられ、神聖なる物をとこしえに聖別し、主の御前で香をたき、主に仕え、主の御名によってとこしえに祝福する者となった。

23章14節 モーセは神の人であり、その子らはレビの部族という名を受けた。

23章15節 モーセの子らはゲルショムとエリエゼル。

23章16節 ゲルショムの子らはシェブエルが頭。

23章17節 エリエゼルの子らは、レハブヤが頭。エリエゼルにはほかに子がなかったが、レハブヤの子らは非常に多かった。

23章18節 イツハルの子らは、シェロミトが頭。

23章19節 ヘブロンの子らはエリヤを頭として、次男がアマルヤ、三男がヤハジエル、四男がエカムアム。

23章20節 ウジエルの子らはミカを頭として、次男がイシヤ。

23章21節 メラリの子らはマフリとムシ。マフリの子らはエルアザルとキシュ。

23章22節 エルアザルは息子がないまま死んだが、娘たちがいて、彼らの兄弟たち、キシュの子らが彼女たちをめとった。

23章23節 ムシの子らはマフリ、エデル、エレモトの三人。

23章24節 以上がその家系によるレビの子ら、すなわち一人一人名を挙げて数えられ、登録された家系の長で、主の神殿の奉仕を職務とする二十歳以上の者であった。

23章25節 ダビデは言った。「イスラエルの神、主はその民に安らぎを与え、とこしえにエルサレムにお住まいになる。

23章26節 レビ人はもはや幕屋とその奉仕に用いるすべての祭具を担ぐ必要がない。」

23章27節 これがダビデの最後の言葉によって数え上げられた二十歳以上のレビ人であり、

23章28節 彼らはアロンの子らの傍らで主の神殿の奉仕に就き、庭のこと、祭司室のこと、すべての聖なる物を清めることの責任を負うこととなった。彼らは神殿の奉仕に従事し、

23章29節 供え物のパン、穀物の献げ物用の小麦粉、酵母を入れない薄焼きパン、鉄板、混ぜ合わせた小麦粉、すべての量と大きさについても責任を負った。

23章30節 更に彼らは、毎朝主に感謝し、賛美し、夕べにも同様に行うこと、

23章31節 また安息日、新月祭、および祝祭日には、定められた数を守って常に主の御前にささげる、主への焼き尽くす献げ物すべてについても責任を負った。

23章32節 彼らは、主の神殿の奉仕に際して、臨在の幕屋の務めと聖所の務めと彼らの兄弟アロンの子らの務めを果たした。


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