黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳ホセア書第6章

◆偽りの悔い改め

6章1節 「さあ、我々は主のもとに帰ろう。主は我々を引き裂かれたが、いやし/我々を打たれたが、傷を包んでくださる。

6章2節 二日の後、主は我々を生かし/三日目に、立ち上がらせてくださる。我々は御前に生きる。

6章3節 我々は主を知ろう。主を知ることを追い求めよう。主は曙の光のように必ず現れ/降り注ぐ雨のように/大地を潤す春雨のように/我々を訪れてくださる。」

6章4節 エフライムよ/わたしはお前をどうしたらよいのか。ユダよ、お前をどうしたらよいのか。お前たちの愛は朝の霧/すぐに消えうせる露のようだ。

6章5節 それゆえ、わたしは彼らを/預言者たちによって切り倒し/わたしの口の言葉をもって滅ぼす。わたしの行う裁きは光のように現れる。

6章6節 わたしが喜ぶのは/愛であっていけにえではなく/神を知ることであって/焼き尽くす献げ物ではない。

◆イスラエルの罪

6章7節 彼らはアダムで契約を破り/そこでわたしを裏切った。

6章8節 ギレアドは悪を行う者どもの住みか/流血の罪を犯した者の足跡がしるされている。

6章9節 祭司の一団は待ち伏せる強盗のように/シケムへの道で人を殺す。なんという悪事を彼らは行うことか。

6章10節 イスラエルの家に、恐るべきことをわたしは見た。そこでエフライムは姦淫をし/イスラエルは自分を汚した。

6章11節 ユダよ、お前にも/刈り取られる時が定められている。/わたしが民を回復させようとし


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