黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳民数記第12章

12章1節 ミリアムとアロンは、モーセがクシュの女性を妻にしていることで彼を非難し、「モーセはクシュの女を妻にしている」と言った。

◆ミリアムとアロン

12章2節 彼らは更に言った。「主はモーセを通してのみ語られるというのか。我々を通しても語られるのではないか。」主はこれを聞かれた。

12章3節 モーセという人はこの地上のだれにもまさって謙遜であった。

12章4節 主は直ちにモーセとアロンとミリアムに言われた。「あなたたちは三人とも、臨在の幕屋の前に出よ。」彼ら三人はそこに出た。

12章5節 主は雲の柱のうちにあって降り、幕屋の入り口に立ち、「アロン、ミリアム」と呼ばれた。二人が進み出ると、

12章6節 主はこう言われた。「聞け、わたしの言葉を。あなたたちの間に預言者がいれば/主なるわたしは幻によって自らを示し/夢によって彼に語る。

12章7節 わたしの僕モーセはそうではない。彼はわたしの家の者すべてに信頼されている。

12章8節 口から口へ、わたしは彼と語り合う/あらわに、謎によらずに。主の姿を彼は仰ぎ見る。あなたたちは何故、畏れもせず/わたしの僕モーセを非難するのか。」

12章9節 主は、彼らに対して憤り、去って行かれ、

12章10節 雲は幕屋を離れた。そのとき、見よ、ミリアムは重い皮膚病にかかり、雪のように白くなっていた。アロンはミリアムの方を振り向いた。見よ、彼女は重い皮膚病にかかっていた。

12章11節 アロンはモーセに言った。「わが主よ。どうか、わたしたちが愚かにも犯した罪の罰をわたしたちに負わせないでください。

12章12節 どうか、彼女を、肉が半ば腐って母の胎から出て来た死者のようにしないでください。」

12章13節 モーセは主に助けを求めて叫んだ。「神よ、どうか彼女をいやしてください。」

12章14節 しかし主は、モーセに言われた。「父親が彼女の顔に唾したとしても、彼女は七日の間恥じて身を慎むではないか。ミリアムを七日の間宿営の外に隔離しなさい。その後、彼女は宿営に戻ることができる。」

12章15節 ミリアムは宿営の外に七日の間隔離された。民は、彼女が戻るまで出発しなかった。

12章16節 その後、民はハツェロトを出発し、パランの荒れ野に宿営した。


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