黒崎幸吉著 註解新約聖書 Web版

新共同訳ホセア書第12章

◆ヤコブの罪

12章1節 エフライムは偽りをもって/イスラエルの家は欺きをもって/わたしを取り巻いた。ユダはいまだに神から離れてさまよい/偶像を聖なるものとして信頼している。

12章2節 エフライムは風の牧者となり/一日中、熱風を追って歩く。欺瞞と暴虐を重ね/アッシリアと契約を結び/油をエジプトへ貢ぐ。

12章3節 主はユダを告発される。ヤコブをその歩みにしたがって罰し/その悪い行いに報いられる。

12章4節 ヤコブは母の胎にいたときから/兄のかかとをつかみ/力を尽くして神と争った。

12章5節 神の使いと争って勝ち/泣いて恵みを乞うた。神はベテルで彼を見いだし/そこで彼と語られた。

12章6節 主こそ万軍の神/その御名は主と唱えられる。

12章7節 神のもとに立ち帰れ。愛と正義を保ち/常にあなたの神を待ち望め。

12章8節 商人は欺きの秤を手にし、搾取を愛する。

12章9節 エフライムは言う。「わたしは豊かになり、富を得た。この財産がすべて罪と悪とで積み上げられたとは/だれも気づくまい。」

12章10節 わたしこそあなたの神、主。エジプトの地からあなたを導き上った。わたしは再びあなたを天幕に住まわせる/わたしがあなたと共にあった日々のように。

12章11節 わたしは預言者たちに言葉を伝え/多くの幻を示し/預言者たちによってたとえを示した。

12章12節 ギレアドには忌むべきものがある。まことにそれらはむなしい。ギルガルでは雄牛に犠牲をささげている。その祭壇は畑の畝に積まれた石塚にすぎない。

12章13節 ヤコブはアラムの野に逃れ/イスラエルは妻を得るために仕え/また妻を得るために群れを守った。

12章14節 主は一人の預言者によって/イスラエルをエジプトから導き上らせ/預言者によって彼らを守られた。

12章15節 エフライムは主を激しく怒らせた。主は流血の報いを彼に下し/その恥辱を彼に返される。


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